20世紀デザイン切手・第12集
今月は1959年から1964年にかけての出来事が記念切手になってるのだが、今回からはなんといってもコレでしょう。
伊勢湾台風
いや〜ま、スゴイものをデザインしたものだなあと感心しちゃいますが、これは伊勢湾台風が上陸した時の風向風速、気圧配置の図です。画面では台風の中心がちょうど名古屋あたりにありますが、これでだいたい当時の夜中の2時くらいですかねえ?
あ、そこの若い人。「たかが台風」なんて思ってはとんでもありませんゾ。なにしろこの時の被害ですが、死者5千名以上!負傷者3万8千人以上!という、とんでもない数字なのです。戦争か?と思えるほどの被害なのです。お分かりぃ〜?
ボクんちなんて、あと1時間台風が長引けば屋根がすっ飛んでいくんではないかと思われるほどでした。いやもうまったく恐怖の台風経験でありました。
とはいっても翌日は朝からスッキリと秋晴れでして、父親と二人で市内あちこちの台風の被害を見て回って、おまけにそれを写真に撮ったりしていましたが、なにか珍しいものを写真に撮りたいというボクの性向は親父譲りだったのだなあ、なんて今ごろになって気付きました。
この台風で伊勢神宮のうっそうとした杉の巨木群は1/3くらいが倒れて、その後ずいぶんさっぱりとした印象になってしまいました。幹周りが数メートルはあろうかというような、長さうん十メートルのデカい木がバタバタと根こそぎ倒れたり途中で折れたりしているのです。いやもうなんだかとっても興奮しましたです。
風速45mなんてのはものすごい数字ですぜい。
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