雨と雷はコワイぞ(2)
電話線のモジュラージャックの辺りを覗いてみると、わ!雨漏りしてるではないか!濡れている〜。慌ててその辺りをどかして雨漏り状況を調べる。大したことはないのだがそれでもその辺りにはあちこちに水滴が溜まっている。
ビルの二階に上がって調べてみるが、なにしろこのビルは一階のボクの店部分にしか電気が来ていないので、こんな荒天だと昼間でも二階の奥は真っ暗で全然見えない。しかしともかく二階の床部分には水溜りが出来ていて、どうやら三階以上の部分からの雨漏りだと判るが、完全にお手上げで手の施しようがない。
幸いにもそれ以上雨が漏ってくることもなさそうだったのでそのまま知らん顔することにする。しかし電話が使えないのは困るからモジュラージャック辺りに向かってドライヤーで吹いてみる。乾燥させればいいのだと思うから。
すると、時々受話器から電話線の信号音が聞こえるようになった。しかしそうは言っても”時々”なのね。なんとか信号が繋がった隙を見計らって113に電話する。
「もしもし」
「ザァァガァァ、ハイ、ザァァ、nt?、ザァァ、電*/故障#’です&%、ガァァァ」
「もしも--し、聞こえてますか〜〜?」
「ザァァ、は‘¥、聞こ%/4*gすよ、ガァァ」
とまるで文字化けを音声にしたような会話となる。なんとか聞こえているようだから自分の電話番号と状況を大っきな声でゆっくりしゃべり、直してくれ〜と依頼する。北京放送よりも遠いノイズのかなたから聞こえる返事では、この雨で電話故障が相次ぎ、修理は明日になるらしい。しかたないので飽きるまでモジュラージャック周辺をブロードライする。けども時々はやはり「ビーーーー」という警告音が出て電話不通になる。もう知らん!
電話は放っておいてパソコン屋探しに出ることにする。郊外のバイパス沿いにあるらしいから、ホワイトマンションのとこを通って、と思ったらエラい渋滞だ。ん?おかしいぞ。道路冠水で通行禁止だって。わーーー!
つづく
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