ジェイミーのマイナスワンと演る
レッスンの生徒さんがマイナスワンCDシリーズでお馴染みのジェイミーのCDと譜面を貸してくれた。そしたら前から演りたいと思って探していた”Yours
is my heart alone"という曲が入っていて嬉しくなった。
しかしアチコチ探してはみたんだけど、なかなかどこにも載っていなかったはずだ。作曲は1931年。しかも元はドイツの曲らしい。えっとですねえ、モノクロ映画の中でSPレコードから流れるフルバンドをバックにした甲高い歌手の声の雰囲気っていえば判ってもらえますでしょうか。しかしイイ曲なんですよ。
さっそくフルートを取り出して一緒に遊んでみる。ふーむ、面白い。結構シンプルな曲なのに、なんでそんなに気持ちいいのかと思ったんだけど、よくよく考えてみるとどーもこれは曲の最初がマイナー7b5(別名ハーフディミニッシュ)という和音で始まるというところがミソみたいだ。
有名なところでは”Stella
by Starlight”という曲もそうなんだけど、ボクはこの最初の和音にとてもエスニックなものを感じて、それがとっても気持ちいいみたい。
でついでにこの二枚組みCDに収録されているマイナスワンの演奏をバックに片っ端から演奏してみる。だいたいソロパートはスローな曲で1コーラス、アップテンポなものだと5コーラスくらいあったりする。全部で17曲入ってるんだけど、さすがにフルートでは一度に5,6曲が限度みたい。
しかしこれ、いいオモチャっていうか、ヒマ潰しにはサイコーですね。アップテンポでのフルートソロの練習にもなるし。
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