DOS版MIDIシーケンサを操作した
レッスンの生徒さんが、何かの集まりでピアノさんと二人で客前の演奏をすることになり、その練習用としてボクがMIDIでの打ち込み伴奏を提供することになった。もちろん練習専用で本番では使用しない。
曲は「Stella by
starlight」と「枯葉」の二曲。有名な曲だし自分でも練習用に作ってあったので、これに手を加えて延々と続く伴奏にして46分テープの片面がそれぞれ1曲ずつとなるようにした。
正確には、例えばステラ。これ今まではソロパートが数コーラスだったのだけど、これをコピー&ペイストで一気に40コーラスほどにしてみたが、片面23分では収まらない長さになってしまった。でそれをテープに録音する訳だが、ただの伴奏MIDIが延々と流れているのはなんとなくもったいない(^^:ので、自分でもフルートを取り出して、録音しつつアドリブソロに挑戦してみたが、さすがにこんなに長いとネタ切れになっちゃう。
途中からは「よし、今度のコーラスではコーダルなアプローチ」とか「今度はスケーラブルなアプローチ」とか演ってたんだけど、終いには「今度はなるべくフリーっぽいの」とかになってしまって、結局最後まで行く前に自分で飽きてしまった。人間同士の演奏だといい加減長いソロを演ったことはあるのだけど、そゆのは自分のテンションが相当上がってこないとまず無理ですねい。
この手の練習用の伴奏演奏で一番記憶に残っているのが、某ジャズ音楽院の作った練習用テープで、これは片面それぞれがFとBbキーのブルースになっている。伴奏は市川秀雄トリオなんだけど、これがもうものすごくスィングしていて伴奏だけ聴いていても飽きないほどだ。トリオはアソビまくってるしね。
片面30分でもエンディングまで行かない長さなんだけど、でも悲しいことにボクはこの30分のソロを歌いきったことは無い。いつもそれ以前でネタ切れ、エネルギー切れでダウンしてしまう。過去の自己最長記録でも20分ちょいが限度だった。聞いたハナシによるとオリジナルは片面それぞれ45分あるらしいのだけど、でも流石にその伴奏をバックに、全部ソロで埋め尽くした人はまだ居ないということだった。
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