トランペットのレッスンをした
ボクはサックスやフルートなどの笛類しか演奏できないのだけど、以前に頼まれてトランペッターのレッスンも時々している。もちろんトランペット固有の問題は分からないんだけど、な〜に、ほとんどは管楽器共通の問題であることが多いのだ。ついでに言うと歌手とも共通することが多く、だいたいは息の使い方の問題だったりする。
それから重要なのは倍音の認識。つまり音は基音から上に響きを持つということね。したがって低音での響きを得ることが中低音を改善し、中低音での響きを得ることが中高音を改善するというようなことだ。
こういう部分とかは全ての管楽器やヴォイスに共通する問題だし、音階やコードやフレーズのアーティキュレーション、またはリズムの問題などは全ての楽器に共通すると言ってもよいから、ボクが他の管楽器を教えたりすることも可能なのだ。
ただし、経験上から言うとクラリネットなどの閉管構造といわれる奇数倍音系列の楽器は、その構造の特殊性からあまり上手い指導が出来るとは思えない。
管楽器の倍音構造というのは、例えばある音(ド)を強く吹くと簡単に1オクターブ上の音(ド)が出たりするのだが、奇数倍音構造の楽器はそうはいかない。なにしろ管体の中を行って帰ってという響きの構造なので、普通なら1オクターブ上が出そうなところが、いきなり3倍音(ソ)となる。
トランペットはそうではないが、それでも笛類ならば基音と思われる音がすでに倍音を使っていることになるので注意は必要のようだ。
で夜は夜で今度は別のアルトサックスさんのレッスン。まったくボクんちは管楽器教室の様相を呈してきたゾ(^^:。
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