建築GO!
なので、いよいよこの図面を基に、家を建てるまでの一切を管理委託する契約を建築士さんと交わすことにした。
結局のところ、設計図面の代金というのはなかなかよく分からないものなのだった。というのも基礎設計して、それに基づく詳細な設計を起こしてもらって、建築確認とかの法規的なこともお願いして、さらに工務店の選定から、工事終了までの一切の工事管理を建築設計事務所を通してお願いするという契約になるからなのだった。
といってもこれはそういうキマリがある訳ではなくて、例えば図面だけ書いてもらって、全く別の工務店で実際の工事を頼むことも出来る。しかしそうするにはその方が何らかのメリットがなければしょうがない訳で、工務店に親戚縁者がいる訳でもないので、必然的に設計事務所で工務店の選定までお願いすることになる。
さらにこの設計事務所に払う金額も3通りの金額算出コースがある!
ひとつは、おおよその概算総額に一定のパーセントを掛けたもの。非常にアバウトだが、実際には非常に現実的とも言える。ただこの場合、高級な内外装などで坪単価が上がると、この費用も上がるというおかしな結果になりやすい。パーツの高い/安いと設計施工の高い/安いとは連動しないからだ。
もう一つは工期に応じて金額を出すもの。しかしこれもおかしなもので、工務店の実質の工期を監督する立場にある設計事務所が、その工期の長さによって収入を左右されるという不思議なものになってしまう。
最後はここまでやったからいくらというのを細かく積み上げて算出するもので、これは依頼するほうにもそれなりの知識やなんかが無いと不安で、使える手とは言えないだろうと思う。
で結局のところは一番最初に書いた概算総額からの算出方式で行くことにして、次回はその契約書を交わすことになった。また実際に工事着手にあたって工務店の選定になるので、3社ほどに設計事務所から匿名で見積もりを取ってもらうことにした。
|