これは25mプールのほう
さてとにかく1時間半ほどのドライブで、目指す50mインドアプールのある県営スポーツ施設に着いた。ここはプールばかりではなくサッカー場やテニスコートなども完備していて、今度のワールドカップでもロシアチームがここで事前合宿に入るのだそうだ。
しかしボクにとってはここは単なる巨大プール施設という意味なので、駐車場からまっすぐ水泳施設という建物を目指す。
入り口を入ったところに券売機があって、これで450円の入場料を払う。これでプールとジムの両方を時間制限なしに利用できるのだ。営業時間は朝9時から夜8時まで、毎週月曜日以外の毎日やっている。いいよなあ、豪華で安くて。
まるで駅の自動改札のようなところを抜けると男女別の入り口があるので、ははぁーん、これがロッカールームだなと分かるのだが、問題はそこに行く前にすでに土足厳禁になっていたことで、こりゃ言われなきゃ分からないよなあ。普通はロッカーから先が土禁だったりしません?ちなみにボクは常連と思しき方からのご注意で分かりました(^^:。
着替えてからプールに向かう。途中で自動シャワーなどが待ち受けていたりする通路を抜けると、そこは明るく広々とした25mプールだった。片面が建物の透明ガラスの壁面に面しているので、とても明るい。
まずこの25mプールのご説明をいたしましょう。長さが25m(当たり前)、水深が1.3mで、全部で8コースある。
第一コースはプールの底に赤い上げ底がしてあって水深90cmになっているので、ここはお子様向けか。第二コースから第三、第四の3コース分はコースロープが外してあって、お好きに練習などしてくださいという感じで使われていた。ビート板を使ったり、まだ25m泳げない人が練習したり。第五コースと第六コースはひたすら泳ぐ人専用で、ここは右側通行厳守で行ったり来たりとひたすら泳ぎまくる。その横、第七と第八の2コース分もコースロープは外されていて、ここは水中ウォーキング専門のコースとなっている。
でボクは50mプールをトライする前にまずはこの25mプールで軽く慣らしておきましょうと思い、入ったのがひたすら往復水泳しましょうの第五コース。
しかし考えてみれば、ボクはなんとか25mは泳げるけどそんなに中長距離は泳げないし、泳ぐのは好きだけど決して得意と言えるものではない。なのに無謀にもいきなりの水泳往復コースに参入だ。
すでに泳いでいる人に続いたのだが、いつの間にかボクの前後を泳ぐ人に挟まれてしまっている。自然と煽られるようにしてボクも25mを行ったり来たりをしたのだが、そんなに泳ぎが得意な訳じゃないボクは、たちまち疲れてしまった。特に太ももの筋肉は泳ぐこと自体が久しぶりで、おまけに何の準備運動もしてないこともあったと思うのだけど、すぐにパンパンに張ってきてしまった。
ちょっとリタイアをして、ベンチで休み、カーテンで仕切られた奥の50mプールに行ってみた。するとそのカーテンを開けたらすぐのところに大きな案内看板があり、そこには
「50mプールは水深が2.5mありますので、最低でも泳力が100m以上ある人だけを対象としています。使い方は各コースとも50m泳ぎきりの一方通行です。」
とある。水がものすごく綺麗で透明度が高いので、この水深2.5mの意味がとてもよく分かる(^^:。早いハナシが深そ〜!おまけに距離50mはこうしてみると長いなあ。だいたいここを使っている人はいかにも水泳自慢みたいな数人だけ。
ただでさえ太ももが張ってしまっているボクの出る幕ではなかった。なのでここは見学とナイショ撮影(館内撮影禁止なのだ)だけにして、再び25mプールに引き返し、そっちで泳ぐことにした。
それからの約2時間、休み休みではあるが、それでもボクにしては結構泳いだと思う。久しぶりにバタフライで往復などしていたら、オバサマから「バタフライ教えて」なんて言われたし。ボクからは黙々と往復水泳を続けているおねいさんに声を掛けて社交したり(^^。
ここがもうちょっと近いところだったらなあ、なかなか楽しい施設なんだけどなあ。あ、帰りにジムも覗きました。マシンも一応揃っていましたが、どちらかと言うとランニング、ウォーキングなどの有酸素運動重視の雰囲気でした。ダンベルもあるにはあったけどね。