双眼鏡は割りと飽きずにあちこち出かける度に必ず携行している。で、遠景の望める場所なんかだと必ず双眼鏡を覗いたりしていた。ホントに8倍で充分だねえ。
なんにも見るものがない時は月の表面のクレーターを仔細に観察などしていたが、いやぁ実にリアルにデコボコしているもんだ。
しかし双眼鏡ばかり覗いているので、その結果、カメラのファインダーを覗くことがグンと減ってしまった。なのでネタ写真が撮れない⇒日記更新できない、てなことになってきたのだった。はははは、だって最近は必ず「今日の一枚」を載せてるからね。
で本日はご覧のスーダン国立民族音楽合奏団というのをコンサートホールで聴いて/見てきたのだが、これもじつは双眼鏡が大活躍なのだった。もうね、オペラグラスの比じゃないね。奏者の首にかけたアクセサリーの細かい部分とか弦楽器の実際の弦の本数とか、全部近くで手に取るように見れちゃう。
さてスーダンだが、【Sudan】とは「黒人の地」の意なのだが、北部のエジブト寄りはアラビア人の地域で、このコンサートでも多くがアラビア語によるものだった。1956年に独立するまでは英国とエジプトの共同統治領だったというが、英語は使われていないみたいだ。
国の中央部にはヌバ高地があり、ここはレニー・リーフェンシュタールが撮影した写真集「NUBA」でもお馴染みの場所。
音楽は広大な国らしく北部南部東部西部中央部でそれぞれ実に多才な内容になるらしい。なにしろ国内部に存在する部族数は700を越すというし、それぞれに言葉も違うというのだから、近代中央集権国家にするのは大変だろうと思える。
でも聴いた限りでは印象はこうだった。
アフリカのお百姓さんの歌と踊り
だった。きっとスーダンは農業国なのね(^^: