床木(ゆすのき)峠
二日ぶりに雨が上がった。午後からヒマだった。時計を見た。2時だった。空は曇っていてときどき陽が射すという天気だった。まだ薄暗くなるまでには時間がある。
自転車にまたがって、先日地図で眺めていた方面へと走り出した。え~ジモティのために細かく言うと、前山方面から厚生年金前を通って南島線に出る。途中で南勢町方面へ左折し、いったんサニーロードへ。横輪から平家の里方面に入り、矢持を通ってどんどん山の中に入っていく。
床木を過ぎると峠道となる。ここも先日の剣峠同様、路面は舗装されてはいるが、幅はクルマ一台分しかないし、谷側にはガードレールなどない。山の斜面はかなり急峻なので落ちたら怖いね(^^:。
かなりうっそうとした杉木立に挟まれた峠道なので、早くも陽が影ってきたかのような感じだ。時計を見つつ三時半になったら、その時点で到着している場所から折り返そうと思いながらもくもくとヒルクライムしていた。
もう三時半だし引き返そうかと思った時、前方が明るいのに気がついた。その前方が写真のように切通しになっていて、ここが峠だった。
その前方には「南勢町」の看板。
峠といってもここは杉木立に囲まれていて、全然眺望が効かない。
おまけに早くも日が暮れてきたような薄暗い感じまでしてきたので、急いで峠を下ることにする。とはいっても今来た道を引き返すのである。
よっぽどこのまま五ヶ所まで行ったろうかしらん?と思ったが、そこから帰ることを考えると、ちょっと思いとどまってしまった。なにしろいつも突然の思いつきで出かけるから、いつも時間の余裕が無かったりするのよね。
でも里まで降りてみればまだまだ夕日で明るいのだった。それがこの写真。走りながら撮ったのだ。