さてお立会い。ラムネだ。ちゃんとあの優雅な曲線を硝子の瓶で再現してある。いや、再現というのはおかしいのかも。なにしろ昭和三年創業以来、二代目の現在も昔ながらのラムネを作り続けている五十鈴鉱泉というところの製品なのである。
厳密に言うと、飲み口に栓抜き(あのビー玉をブシュと押し込むモノ)が同梱(というのか?)されているために、瓶の上部がプラスティックでカバーされているという点が昔のままの瓶と違う。
ま、ただしこの五十鈴鉱泉さんによると中身のラムネそのものは昔ながらのものなんだそうだ。
なぜ突然ラムネに興味を持ったのか?はここにそのきっかけがある。
http://www9.ocn.ne.jp/~myuto/nikki-text/nikki2003-07.html
さらにみゅーとさんちのBBSで三重県には伊勢に五十鈴鉱泉というラムネを製造出荷しているところがあるヨと教えてもらった。
http://www.isenosake.com/html/sakagura/isuzu.html
最初はそのサイトのほかのページにある酒屋さんとゴッチャにしていたのだが、五十鈴鉱泉というラムネを造っている会社は酒屋さんとは違うことが分かった。そりゃそーだわな。鉱泉ってからにはむしろミネラルウォーター関係だろうし。
そこでネットのNTTタウンページで五十鈴鉱泉の場所を調べてみたらなんと伊勢の真ん中にあるではないか。こりゃ出かけるでしょう。とさっき行ってみた。
いかにも工場という感じの入り口横の事務所にいた人に、ガラス瓶のラムネを売ってほしい旨を伝えたところ、業者さんに卸しのみなので、、うーん、どーしよ?じゃあ箱ごと買ってもらえますか?いえいえ、ほんの数本でいいんですけど。あーそれじゃあちょっとねえ、ねえ専務?と尋ねた相手はHPに写真もあった専務のお出ましであった。しかしこの専務が伊勢市内の酒屋さんでこのガラス瓶のラムネを卸しているところがあることを教えてくれた。しかもこれまた市内中心部にある。
にわか雨に降られながらも自転車でそちらの酒屋さんに向かう。あったあった、あそこだな。
酒屋さんのドアを開け元気よくガラス瓶のラムネください!と言うと、ちょっと困った様子。あれあれ?しかも店の中にはどこにもラムネなど置いてない。
ちょっと待っててくださいと言われ、待つこと数分、やっと出てきたのはダンボールに入ったガラス瓶ラムネ。ところが今度は一本いくらか分からないと言う。つまりここもお店に卸していてばら売りなどしたことがないのだそうだ。
レジ打ちしようにもバーコード登録していないらしいし、店のご主人はお出かけらしいし。対応してくれた女性はあちこちに電話をかけまくってやっとお値段判明した。
「1本75円です。」
わは!じつはHPですでにラムネの値段を知っていたボクなのだが、そこには150円とあったのに。テキトーなもんですなあ。というかそれほど小売りとは縁のない商品であるとも言える。
さて後はこれを飲んでみてラムネ通(*1)にもOKがもらえるような本格的ラムネといえるものなのかどうかだな。
(*1)みゅーとさんのお連れ合いさんのこと。(^^: