ピアノは思ったほど重くなかったという件で気になってちょっと調べてみた。そしたらもう少しいろいろなことが分かってきた。
まず今のアップライトピアノは高級化路線をたどっていて、それはすなわちアップライトという縦型であるにもかかわらずグランドピアノのようなフルサイズに少しでも近づけるということで、簡単に言えば背が高くなってきているということだった。
背が高ければ長い弦が張れるわけで、弦長が長ければ倍音や音量といった点でいろいろ有利な訳だ。なので今のアップライトでも高級なものは高さが150cmを超えている。そうすると重量も260kgを超えていたりする。
一方で只でもらってきたこのピアノ(K-2)は背丈が1mちょいしかない。ホントだよ。非常にコンパクトな造りとなっている。とはいっても幅や奥行きは変わらないから、背丈が低いというのはあくまで玄長が短いということだ。
スピネットピアノと呼ばれるものでも110cmくらいはあるらしいから、これは相当小柄なピアノといえる。思うにこのピアノが発売された昭和36年っていうのは、まだまだ日本の家屋の平均的な天井高が低かったんではなかろうか?コンサートホ−ルなどはきっとスタインウェイとかの舶来ピアノが占拠していたろうし、河合ピアノとしてはきっと一般家庭に浸透することを狙ったんだろうと思う。
などと、この背丈の低いピアノを見ながら想像したりしていた。それにしてもこれが100kgちょいってことはないな。やっぱり200kg以上はありそうだ。
レキントピアノとでも名づけようかな。(^^ゞ