洋食器は美しい。和食器も別の意味で美しいんだけど、洋食器の場合はそれを育んできた社会が持っている論理的パラダイムの結実という感じがする。
西欧哲学的とも言えるかもしれない。これの反対って何かなと考えてみたのだけど、日本に居て対比を考えるのならやっぱり漆塗りとかではないだろうか。漆塗りって英語ではJAPANって言うしね。
漆塗りの場合はやっぱり木だとか塗りだとかで、湿度や水分を感じる。つまり冒頭の対比で言うなら非論理的な感情優先的パラダイムとでも言えばいいのかな。
ヨーロッパの水はミネラルを沢山含んだ硬水が多いというし、一方で日本の水はミネラルをほとんど含まない軟水だ。
あちらは西洋、こっちは東洋。なんだかなんでも二極に対比されているけども、これは例えば日本以外の非ヨーロッパの国でもこのように自国とヨーロッパとの違いを際立たせて感じているものなのだろうか?
それとも世界のどこから見ても日本は(日本を含む東アジアは)ヨーロッパと対比をなしているように見えるのだろうか?
ふとそんなことを考えてしまった。