*** テキトー絵日記 ***

(2005/05/19)

オペラ「椿姫」

2500席の愛知県芸術劇場はさすがに大きい

毎年恒例となっているオペラ鑑賞だが一昨年の「アイーダ」、昨年の「リゴレット」と続いたヴェルディブーム?は引き続きで今年は「椿姫」である。

今回はイタリアはヴェネツィアを本拠地とするフェニーチェ歌劇場による愛・地球博開催記念による名古屋公演である。だいたい大物公演は名古屋飛ばしだったりするけど今年は万博やら中部国際空港の開港やらで名古屋も盛り上がっているから飛ばされたりはしない。

も一つ驚くニュースはこの「椿姫」の演出のことで、初演が1854年の19世紀オペラがなんと今回は現代のパリを舞台にした衣装・演出となっている。

それはいいのだがちょっと違和感を覚える部分もあって、それは劇中劇ともいえる部分のことだ。だいたいこのハナシは19世紀のパリの娼婦の悲恋物語なのだが、その猥雑な酒場のショーが現代風に演出された結果、Tバックのビキニで踊るショーダンサーをオペラハウスで観ることになってしまうのだ。

もうちょっと説明すると、<キャバレーのショーガールによるダンスを見ながら騒ぐ観客のシーン>という設定を、ボクたちは重厚なオペラハウスで鑑賞するのだ。お行儀の悪い下品な酒場のショーをお行儀よく上品なオペラハウスで鑑賞するってことだ。なんかヘンでしょ?

それにしても思うのだが、、、、、、、あのキャバレーシーンで踊っていたダンサーたちはやっぱりれっきとしたフェニーチェ歌劇場専属のクラシックバレエダンサーたちなのだろうか?‥‥ちょっと違う気もするのだけど。

翌朝の新聞トップに出てた舞台の様子



センセーショナルな雰囲気が分かるでしょ?

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