とても美しいペニンシュラのホテルプール
やっと半日だけフリータイムがもらえた旅行四日目、現地三日目というか今回のツアー最終日。ボクはそそくさとホテルのプールへ向かう。このプールは長さが60mと聞いていたのだが実際には途中に堰のような感じでデザイン的に区切りが入っているために60mプールというより20mプールが3つ連続しているといった感じだった。
実際に入ってみるとこれは完全に大人向けのプールで水深は125cmとあるが水面はボクの肩近くにあった。
水の透明度はとても高く、下を向いて泳げばプールに差し込む陽の光りが水底のタイルにキラキラと反射してとても綺麗。で仰向けに泳げば今度は椰子の葉の間から見えるホテルの建物が青空をバックに美しいコントラストを見せている。
このプールで泳いでいると本当に南国に来ているんだなあという気分が心を満たしてくれて、やっぱりこういうのがリゾートというもんだろうと思う。
気に入ったので反対側の写真も掲載だ。
冷たい水を持ってきてくれたりタオルを取り替えてくれたりと、いろいろお世話してくれるプールサイドスタッフ。この左手にはプールバーという、でもアメリカで言うところのビリヤードではない、本当の意味でプールサイドのバーがある。
プールの後はチャオプラヤ河をホテル専用のボートで渡りバンコク市内の裏道などを散策してみようと出かけた。が、しか〜しこれはとても散策などという悠長なものではないことに気がついた。まずは道が悪い。道路はデコボコで歩道なんかもボコボコ。そこに沢山の屋台や人や犬や自転車やバイクまでもが通る通る通る。通るだけではない。およそ考えられる全ての空き地、いや、空きスペースでは必ずといっていいほどにテーブルと椅子が広げてあって、いつ見ても誰かが食事していた。思いっきり排気ガスが漂い目が痛くなるようなホコリっぽいところで!
道路はクルマで溢れかえり車検制度が無いのをいいことにか、排気ガスがもうもうと立ち込め、警笛がブブー、ピピーとやかましく鳴り響き、信号などなく、あっても壊れていたり、またガイドにも言われていたのだが完全にクルマ優先のルールで突っ込んでくる。
さらに交差点では赤信号でも左折車はいつでも左折できるのでよく見ていないと例え信号が赤でも左折のクルマが突っ込んでくる。バイクは二人乗り三人乗りが普通で広い道だと片側4車線のどこの車線でも平気で走っている。車線変更などというもんではなく、ちょっとでも隙間があればバイクはもちろんトゥクトゥクと呼ばれる懐かしのオート三輪タクシーや普通の乗用車までもが割り込んでくる。
ちょっと前まではジャングルだったという通りをおっかなびっくりで歩く田舎者のボク。バンコクの公称は800万都市ということだが実際にはその5割り増しくらいの人が居るんじゃないかえ?野良犬も多いが不思議と皆さん(←犬のことね)ノンビリしていて大人しい。ただしちょっとでも寄っていくとビクッとして逃げていくから結構イヂメられてんのかもね。
ジモティ御用達というロビンソンデパートに入ってあれこれと品物を物色する。伊勢丹バンコクみたいな高級路線じゃないのでバンコク庶民の好みが伺えて楽しい。地下には食品スーパーがあってここがまた楽しかった。陳列は一応デパートなのでボクたちが普段利用するスーパーと全く変わらないのだけど、並んでいる食品、加工品、日用品などが全然違っていて面白い。ここでデオドラント(←タイの匂いがする)、石鹸(←これも同様)、カレーペースト(レッドカレー、イエローカレー、グリーンカレーなど)、さまざまなインスタント食品(ご存知トムヤムなど)、ドライフルーツ(←熱帯地方ですから種類が豊富)などなどいっぱい買っても日本円で1000円ほど。わははははは、こりゃいいわ。後で分かったのだけど空港の免税店で売ってるドライフルーツなんかと比べるとケタが違うのでした。もちろん免税店がバカ高いわけ。なんでもジモティ御用達ショップが一番ですねい。
夕方にホテルをチェックアウトして(もう2、3泊したかったなあ)再びツアーの合流となりジムトンプソン(高級シルクショップ)で買い物してタイスキ料理店に向かう。
夕食後はバンコク名物のパッポンストリート散策。ゴーゴーバーやらポン引きやらニセ物ブランド品屋台やら、とにかく怪しい物や者がいっぱいで、70年代の新宿歌舞伎町裏通りって感じだ。さすがにここでは写真など撮っておれないのだが、客引きのために開けっ放しになったドアから見える、ビキニ姿でカウンターの上(?)で踊っているゴーゴーガールは結構太った娘もいて、ああいうのがジモティの好みなのかな〜?って思ったりした。まぁムッチリとしたと言えなくも無いか。
その後は空港に向かって明朝には名古屋空港着となるはずだった。がそこでアクシデント発生!
つづく