手持ちではブレるなあ
18-2とはどういうことだ?と言われてしまいそうだが、今日のテキトー絵日記は二本立て。サイクリングが午前中の出来事ならこちらは夜、日が暮れてから。
毎年この時期になると外宮の勾玉池で観月会なる行事が行われているのは知っていた。けれど今まで一度も観に行ったことはなかった。がしかしその観月祭にはボクの好きな舞楽があるというのでまだ日が暮れる前からいそいそと出かけた。といっても自転車で行くから自宅から5分と掛からないんだけどね。
ボクの好きな舞楽と書いたけど、舞楽のうちボクの好きな演目をやるという意味ではなくて(そこまでマニアじゃない)、舞楽そのものが好きなのだ。伴奏は雅楽ね。あのクラスターサウンドというか、音程があるんだか無いんだか分からない、聴きようによってはかなり前衛なサウンドだと思う。であのサウンドが好きというのが一つ。
もう一つは舞楽というだけあってダンスミュージックな訳だから太鼓類が入ってビートを感じる点だ。雅楽だけだとかえってノーリズムというか、いちいち呼吸を合わせて演奏していて、曲を通じる一定の反復ビートが無かったりするが(ま、そこが良いという部分もあるのだけど)、その点舞楽はリズミックといってもよい。
さらにここが一番の魅力なのだけど、何が魅力ってあの舞楽のダンサーの衣装やお面だ。あれは遠くペルシャ伝来のものがシルクロードを通って次第に姿を変えて伝わってきているということだが、確かに和でも中華でも東洋でもない、はるか彼方の異国のフィーリングを感じることが出来る。そこが一番好きなんだなあ。
まぁ仏教の声明などもオリジンはアラビアらしいね。演歌のこぶしの起源はコーランの節回しなんですぜい。知ってた?