*** テキトー絵日記 ***

(2006/05/18)


国際博物館の日

館内撮影禁止なので入り口から外に向かって撮る

毎年5月18日は国際博物館の日なのです。知ってましたか?といっても日本がこれに参加したのは2002年からということなので今年で5年目です。なにがメリットかというと今日は公立の博物館や美術館などが無料で入場できるのです。

とはいっても伊勢市内にはそんなに魅力的な博物館や美術館は無い。無いことは無いんだけどボクの好きな二見のマコンデ美術館は全くの民営だしなあ、その他に美術館で公立というと、やっぱり無いか、いや待てよ、神宮美術館があるではないか、と思いついたので行ってきました。

さすがは無料公開日です。普段は静かな神宮美術館や徴古館ですが、クルマがいっぱい。雨にもかかわらず見学者も沢山います。まずは神宮関係の博物館とでも言うべき徴古館から見学。

うむむむむ、ボク的には150センチもの長さを誇る美しい刀(ちゃんと刃もあるのですがあれは完全に美術工芸品ですね)とか一日織っても1cmしか織れないというハイデンシティ(^^ゞな織物とか、衣冠束帯の衣装とか舞楽の衣装などの写真を撮りたい誘惑に駆られたのですが、ボクの脇にぶら下げたカメラを見てしっかり「写真撮影禁止です」と入り口で言われてしまったし、あちこちに監視カメラはあるし、見学者も沢山いるのでナイショでパチリというわけにはいかなかった。

次は今日の写真にもなっている神宮美術館。ここの建物も庭も大変美しい。収蔵物は特に神宮と関係があるものという訳ではなくて、一般的な美術館なのだが、なかでもひときわ大きい洋画で「森の日曜日」と題された絵画が素晴らしく気に入ってしまった。いくぶん幻想的でポップで賑やかで、でも煩くない。全体がボワ〜とした白っぽい雰囲気の中に沢山のモチーフが描き込まれている。よく見ると人物は全て女性だ。ふむむむむむ、なかなかにエロティックな部分もあるな。作者はいくつぐらいの人なんだろうとプレートを見てみれば製作時に84歳ということが分かった。スゴイ!80代でこの感性とは。

とても気に入ったのだが肝心の作者の名前を忘れてしまった。サインで苗字に当たる部分はOdaと書いてあったのは記憶してるんだけど。帰ってからさっそくネットで検索するもヒットせず。ちなみに「森の日曜日」という同じタイトルの別の洋画家の作品はあった。

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