この商店街は長さが500mくらいあってかつては伊勢のみならず志摩半島一円からお客さんが来てたものだけど、ここも全国のローカル都市にある商店街と同様で、今や衰退の一途をたどっている。
ボクは自分が商店街育ちなので(ここの商店街ではないが)、衰退していく商店街のサビの出たアーケードや閉った店舗に描かれた落書き、営業はしていても寂れたままの様子のお店などを見ると妙にセンチメンタルな気分になってしまう。古いマネキンや大昔のままの陳列方法などにも強い郷愁を感じる。
今日の午後ここを歩いてみて、そういったノスタルジックな味わいをかみ締めてきたわけだけど、驚いたのは世界館という映画館がきれいさっぱり無くなって、整地されたばかりのだだっ広い土地になっていたことだ。個人経営による単館の系列映画館っていうのも今の時代にはやっていけないんだろうなあ。郊外のスーパーに併設されているシネコンばやりだもの。
大規模小売店舗法が外資の圧力で改正されてからというもの、個人経営のバラエティさは無くなって行く一方だった。今年再びこの法律が改正されて中心商業地に以前のように活気をよみがえさせるとのことだけど、果たしてどうなっていくのでしょうねえ?