神宮バラ園のことが新聞に出ていたので今朝は自転車で観に行ってきた。家から片道5kmくらいなのですぐに着く。バラと一口に言ってもここでは約1００種類450株ものバラが楽しめる。ただしほとんどの株がすでに満開を迎えており見ごろはこの週末が最後じゃなかろうか。
色も大きさもいろいろで中には柄まで付いているものもある。残念ながら曇り空なので青空をバックにとはいかなかったが、逆に言えば写真を撮る時になるべく空を入れないという制約も良いお勉強になった。写真といえば高級なカメラに大口径のレンズをしっかりした三脚に載せて花のクローズアップを撮影している人が今朝だけでも３人いた。その内の一人はちゃんとレリーズケーブルならぬリモコンでシャッターを切っている。あんなに明るいレンズで三脚を使っていても手ぶれを警戒するんだなあ。
昨夜のテレビ「美の巨人たち」では「決定的瞬間」という言葉で有名なフランスの写真家、アンリ・カルティエ＝ブレッソンを取り上げていた。例の「サン＝ラザール駅裏」（水溜りをジャンプする男のスナップ）を取り上げて彼がいかに構図に優れていたかを解説していた。やっぱり元が画家志望の人なのでその辺りが、見たままを撮れてしまう写真から始めた人と違ったんだろうなと思った。しかし今のデジカメだとさらにバチバチ撮れてしまうので数撃ちゃ当たる的な要素も多くなってると思う。
