*** テキトー絵日記 ***

(2006/07/13)


撮影小旅行

金剛證寺仁王門

今朝は朝から快晴で夏空がギラギラと広がっている。おまけに一日フリーだ。どこかへ行きたい!サイクリングでもいいし鈴鹿の50MプールでもいいしRUNでもいいけど、いつかは行きたい撮影旅行の予行演習でもいいな。そうだそうだ、それがいい、そうしよっと。

伊勢志摩にまたがる朝熊山は標高555M、峰沿いに伊勢から鳥羽まで観光道路が通じていて山頂付近には金剛證寺という6世紀半ばに建立されたという由緒のあるお寺がある。国宝級のものもいくつかあるらしい。今はあじさい祭りというのをやっていて今月初めには各地のミスコンクィーン撮影会などもあったらしい。こういうのを平気でやるところがお寺さんだね。神社ではこうはいかない。撮影小旅行はここにしよう。家から近いしね。

で行ってみれば「あじさい祭」と書かれたのぼりが立っていて、なるほど境内にはボクの背丈よりも高く育ったあじさいがいっぱい咲いている。でもボクの興味はむしろ池に咲いた睡蓮だった。この辺りで睡蓮が咲く池って他に思いつかないものなあ。しばしモネの気分を味わう。

撮影旅行の予行演習の気分で来たのだけどそれはやっぱり正解で、家を出る時にはまだOKだったバッテリーのマークが何枚か撮影しているうちに半分(もうすぐ無くなるよ〜マーク)になってしまった。ここはお寺なので休憩所はあっても乾電池などは売ってない。でも山頂のレストハウスまで行けば売店があるので乾電池を確保できると思う。こういう時に単三バッテリーで動くPENTAX君はありがたい。デジイチは各社とも独自の充電バッテリーだったりするからね。

700M歩いてレストハウスに向かい無事に単三バッテリーを入手したら、その直後にカメラのバッテリーがゼロになった。やれやれ、次回からの撮影旅行では予備のバッテリーも持ち歩くようにしよう。

山頂からは伊勢方面、鳥羽方面、志摩半島から遥か先に太平洋まで望めるが、今日は地上というか平地では晴れていても山の上は雲が出ることも多く景色はもやがかかった感じで遠くまではっきりとは見通せない。それでも望遠レンズで覗いた鳥羽湾の様子が水墨画風に撮れたのでご紹介しよう。

レストハウスから再び戻り今度は塔婆が連なる参道を抜けて奥の院まで行ってみた。ここは葬儀の関係で来たことはあるが今日みたいに特に用事も無くキョロキョロとカメラアイでぶらつくのは初めてなので見るもの全て新鮮で面白い。奥の院からの帰り道で偶然こんなお墓を見つけた。

あれ?この詩は聞いたことがあるぞ。うむむ、そうか竹内浩三って伊勢の人だったんだ。詩のほうは知っていたけど伊勢の出身とは知らなかった。

そのあとさらに山道を登って(これは本当に山道で整備されいない)伊勢湾台風で偶然見つかったという経塚史跡なども見てきたがボクの他には誰もいなかった。帰りの下り道で完全に山歩きの装備をした女性とすれ違っただけだった。あそこまで行く観光客はあまりいないだろうな。という風に本日は3時間の撮影小旅行でした。あそれから以前友人と話題になった山頂付近から磯部へ降りる道の入り口も発見した。近畿自然歩道として整備された山道で、入り口には古い標識が立っていてそこに「右 いそべみち」と彫ってあった。

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