正確に言うとこれはサボテンではなくてトウダイグサ科の多肉植物で和名を大雲閣という西アフリカ原産の植物なのだが、実際のところ、どこからどう見ても柱状サボテンそのものだ。すでに50cmくらいの高さがある。でその大雲閣を窓の外に放り出しておいたのだけど最近の高温少雨を喜んだのか気が付けばベイビーがいっせいに顔を出し始めている。これがよく見るとなかなか可愛い顔をしているので記念にクローズアップ撮影をしてあげた。小さくてもちゃんと棘がある。ということはもし棘が無かったら西アフリカの大草原で草食動物の格好のエサになったりするということなのだろうね。←勝手な想像
ところで棘って英語で何と言うのだ。しばし考えてみたが全然分からないので辞書を引く。すると、
動植物のトゲは prickle、サボテンの棘は spine 、バラの刺は thorn、ということが分かった。ついでに格言「No
rose is without a thorn」=「(綺麗な)バラにはトゲがある」。他にはこんな使い方もできる。「I've
pricked my finger」=「指にトゲが刺さった」。でもこれが木とか竹のトゲだと「I
have a splinter in my finger」というらしい。なかなかヤヤコシイではないか。
ついでに「とげのある言葉を使う」は「He uses stinging words」。これは映画「スティング」のstingですね。「とげのある質問だった」=「It
was a barbed question」。刺抜きは tweezers という。それから日本語の刺と棘がどう違うのかは調べていませんが、この辺は英語のほうが使い分けに神経使ってるみたいですね。日本語だとカタカナでトゲと書けば何でもその一言で済んじゃうものなあ。