*** テキトー絵日記 ***

(2006/07/19)


住まいの変遷

我が家で一番長寿の家電

この扇風機は買ってから30年近いが今でも現役だ。これより後で買った扇風機のほうがモーターの回りが調子悪かったりする。昔の家電製品のほうが作りが良かったってことなのかな。今みたいになんでも安売りになってなかったしね。

これを買った頃は東京の大田区に住んでいて最寄り駅は大岡山、でもボクは通勤の関係で都立大学駅まで歩いて通勤していた。住まいは坂を登った途中にある1DKフロ無しシャワー付きという部屋だった。友人が泊まりに来た時に「おお、すごい。なんかニューヨークみたい(行ったことはないくせに)」と言ったのはコンクリート打ちっぱなしのシャワールームのせいだ。

初めて一人住まいを始めたのが大学入学時で、遠縁の親戚の紹介もあって小田急線の向ヶ丘遊園だった。ただしアパートまでは駅から山ひとつ越えるという気分の距離があって、急いで歩いても20分以上掛かった、この時の住まいは四畳半の部屋に半間のキッチンというか流し台とガスコンロ一口があった。風呂無し、トイレ共同。あの頃は電話も掃除機も冷蔵庫も洗濯機も持っていなかった。一番大事な家電はステレオコンポだった。しかもアパートなので大きな音は出せないからほとんどヘッドフォンで貪るようにジャズのレコードを聴き込んでいた。

その次に住んだのが世田谷の下高井戸。ここもアパート一間だけど今度は豪華に六畳ある部屋だった。その次が最初に書いた大岡山の1DK、そしてその次が宮前平で初の二間(六畳と四畳半プラスキッチン)の2K、そして日吉の2DK(キッチン以外に食事の出来るスペースがあった)、この日吉の住まいは初めてのマンションで建物は10階以上あった。住まいはそのマンションの1階だったけど芝生の広い庭が付いていた。それから伊勢に帰ってきて最初に済んだのが新築マンションで3DK(オール六畳)、それから築80年以上と言う古い一軒家、そして今の家という、なかなか不動産見本のような各種住まいを経験してきたわけだ。

今月のINDEXへ戻る  ホームへ  つづく