*** テキトー絵日記 ***

(2006/07/23)


マコンデ彫刻

男女を表現しているが、なかなかエロティック

今日も朝から雨。一日フリーなのでお気に入りのマコンデ美術館に撮影小旅行することにした。狙いは二つあって、一つは9月のスペイン旅行での美術館内での撮影の模擬練習っていうこと。もう一つはもちろんこの美術館に収集されているタンザニアのアートが好きだからぜひ写真に撮ってみたいということだ。日本国内の美術館や博物館は写真撮影禁止が多いが、スペインの有名なプラド美術館やピカソ美術館などはストロボ禁止ではあっても撮影はOKとされている。でもって二見町にあるマコンデ美術館も商業利用などの撮影でなければ写真を撮っても良いという確認をあらかじめ電話で取っておいたので今日の撮影行きとなったわけだ。この辺が個人運営の美術館ならではの柔軟な良いところだ。

館内はアフリカンミュージックが静かに流れていて、日曜日の観光地という割には全然人の気配がない。そりゃまあそうだろう。ここの内容ではお子様連れのファミリー層には無縁な場所だろうな。でもボクはここが好きで、入館するのは今日でたぶん5度目くらいだ。もちろん写真を撮るのは今回が初めてだけど。

これも好きな作品の一つなのだけど題して「叫ぶ動物」。どうですこの見事なまでのデフォルメと抽象性。なんだかスタジオジブリの発想と共通点があるように感じられたのはボクだけでしょうか。マコンデ彫刻とは堅い黒檀を削って作品とするのだけど、元の素材となる木の形を崩さずに造形するイマジネーションの豊かさは、毎回ここへ来る度に新鮮な刺激となってボクを揺さぶる。

実は今日はこの作品群だけでも50枚以上写真を撮ったのだけど、それらはもちろん個人的なコレクションという意味なので最後に館内の雰囲気を伝えるショットをお見せしておこう。

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