やはり演奏本番時に撮影もしようというのは無理なハナシだった。まずは駅前からイベント会場の公園までをサンバのリズムでパレードだったのだけど、ボクはクィーカを演奏しながらも肩からはデジイチを背負っていた。背負っていたのはいいんだけど結局シャッターを押すタイミングなんてのは全く無かった。そりゃそうだ、演奏してるのだものなあ、、、。
パレードはいったん終わって次はイベント会場のステージでサンバのダンスショーを演る。この時の出番直前にダンサーの出方などを打ち合わせしているところをなんとか一枚撮れただけだった。別にダンサーだけを撮りたかったわけではなくて、それどころかむしろ演奏しているパーカッション隊の様子などを撮りたかったのだけど、そもそも自分が演奏中では土台無理なハナシだった。
パーカッション隊では黒人のカイシャ(小太鼓)担当の彼がゴキゲンで、時間の経過と共にだんだんとノッてきているのが分かる。リズムがうねってくる。あのリオのカーニバルなどでお馴染みのあのうねりだ。ゴキゲンだねえ。
ひとつ悲しい出来事があって、それはこの撮影をするにあたってデジイチのレンズフードを無くしたことだ。出番前のステージ裏手の暗闇のどこかで無くしたようだが、後から懐中電灯を借りて探してみたがどこにも見当たらない。仕方ないので帰宅後、ネットショップで注文したら送料込みで数千円。いやぁ、今日の一枚はずいぶんと高いものになってしまった。