*** テキトー絵日記 ***

(2006/08/14)


夏雲広がる

田舎絵画風

ここは先日大掛かりな工事をしていた場所で、今日行ってみたら綺麗に整備された親水公園のようになっていた。夜間照明の準備もされていたからもうすぐここでお祭りがあるのだろう。行った時はちょうど昼時で誰もいなかったんだけど、見事なほどの夏雲がモクモクといっぱい広がっていたので水辺の石の上に寝そべって広角で狙っていたらちょうど運良くローカル列車が走ってきた。ナイスなタイミングと思いながら今日のショットとする。しかしJRも1両編成なんだものなあ、いかにも帰省先の田舎の風景って感じ。

先日格安でゲットした世界の名画集だけど、印象派をじっくり鑑賞してると今度は自分がファインダーを覗いた時にカメラアイならぬ絵画風の認識になっていたりするのが面白い。それにしても絵画であれだけ光と影の織り成す光景を表現できるのはたいしたもんだと思う。写真はモノクロをやらないとあれだけ陰影に敏感にはなれない。カラーではどうしても色情報に振り回されやすいから。

そういう意味で、今回の絵画集を取得できたのは実りが大きかった。近代以降の画家たちがどういう点を主眼として作風を表現してきたのか、またその流れは時代と共にどのように変遷していったのか、などなど。もちろんそういった美術史的な理解とは関係なく個々の作品を細かく鑑賞するという意味でもいろいろ勉強になる点も多い。それから自分がこんなに絵が好きだとは思ってもみなかった。というか今回のことで改めて絵画っていいなあと思うようになったということだ。

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