大気が不安定なのも昨日までで今日から再び安定した夏空になるでしょう、という天気予報の言う通り、朝から青空が広がり、白く分厚い積乱雲がもくもくと積み重なって、夏らしい景色が窓の外に展開していた。
今日も暑くなりそうだなあ、と思ったら急に涼しい景色の写真が撮りたくなった。涼しい景色といえば清流、渓谷、滝なんかだろう。そうだ、近場にある養命の滝の写真を撮ってくることにしよう。
三脚とデジイチをメッセンジャーズバッグに詰めて自転車で山の方へ走る。朝から自転車というのも久しぶりでなんだかとっても嬉しい。この養命の滝までは自宅から4.4kmなんだけど最後の1.2kmはヒルクライム気分なのも自転車乗りとしては嬉しい気持ち。
滝は正面から見て二つの筋があって、今日の写真はその右手の方。こちらは水量があって水の飛まつが美しい。ここには写ってないが左手の方の滝は水量は劣るものの落差があって、そっちはそっちでまた別の趣がある。ちゃんと滝つぼもあるしね。
この滝までの往復の山道を一人で自転車に乗りながら、景色を眺め、せせらぎの音を聞き、濡れた下草が太陽に当たって乾いてくるときの匂いとか、小さいながらもクルマに轢かれたマムシの死骸にたかるハエなどを見たりしていたら、あっという間に自分が小学生だった頃の夏休みの出来事をいろいろ思い出してしまった。