今はせっせとプール通いをしているボクだが、前回プールに通っていた2001年まではほとんどカナヅチだった。そもそもスイミングスクールに通う気になったのは突然「バタフライで泳げるようになりたい」と思い立ったからなのだ。だから初めてコーチについて泳ぎを教わるという段になって「まずはクロールを覚えましょう」と言われた時に「あの〜、バタフライを教えてほしいんですが」と返事したのだが、「それはクロールを覚えてから」と言われ渋々クロールにトライしていた。
小学生のとき、学校にプールを!という標語の下で5年生6年生と2年間きっちりと寄付を強制されながら卒業した翌年にプールが出来た。
中学生のときもまるで小学生のときと同じ状況になり、やっぱり卒業してからプールが出来た。
同期の友に言わせると一番損な年代なのだそうだ。母親もこのことをよく覚えていて「寄付ばっかり取られて恩恵なし」とグチったりしていた。そんな経緯があるので、今でも学校のプールを見ると何か未知の記憶に触れるような眩しい気持ちになったりする。