驚いたなあ、あのタイで軍部によるクーデターが発生した。それも静かに無血で行われどうやら成功したらしい。タクシン首相がNYの国連総会に出席するために国外へ出ている間を軍部が狙ったとか。微笑みの国とかいわれて穏やかな親日国家というイメージが強いタイだけど、ボクも去年行ったばかりなので今日のクーデター成功のニュースには驚いてしまった。
現憲法の停止、上下両院の解散、全閣僚の解任、憲法裁判所の停止、つまり国家を運営する現行の体勢がひっくり返るわけだけど、国民が誰も騒がないのはタクシン体勢にそれだけ反発が大きかったということなんだろうなあ。それにしても民衆に支持される軍部っていうのはありそうでなかなか無いハナシじゃないか?
軍事政権を維持するつもりはないという最高司令官の発言がテレビで流れたとか。早急に立憲君主制に戻すとも言っている。穏やかで中庸を重んじるアジア人気質を是非とも見せてほしいものだ。