*** テキトー絵日記 ***

(2006/09/28)


スペイン旅行三日目

トレドの旧市街

三日目はマドリッドを後にしてまずはトレドへ向かう。ここは16世紀までかつてのスペインの首都だった関係で日本の奈良市と姉妹都市関係にある。なるほど確かにここの旧市街地などは古くて由緒のある建物で満ちている。

その中でも圧巻なのがスペインカトリックの総本山であるカテドラル。上の写真で中央部に尖った塔の見える建物がそれです。70の円形天井に88の柱列、ステンドグラスが750枚、素晴らしい15世紀の建築物です。



カテドラル内部のパイプオルガンのある辺り

壮大なカテドラルを出て付近の教会や広場などを見学した後は、このトレドの旧市街を出て一般道を南下しラマンチャ地方の白い風車が残るコンスエグラへと向かう。道路の左右には赤茶色の岩と不毛な土がひろがる荒涼たる風景だ。確かにスペインはイベリア半島にあるが、半島と言っても南北それぞれが700km四方もあるから内陸部では完全に大陸性といってもよいほどの気候で山がなく乾燥していて、川のない地域ではほとんど作物が出来ない。唯一の例外がオリーブの木。オリーブの木一本で100キロの実が採れて70リットルのオリーブオイルとなるそうだ。ただしこの収穫は全て手作業なのでほとんどがモロッコ辺りからの出稼ぎ労働者の手によるものだそうだ。



この辺りは風が強い、、って当たり前か。

ここを出た後は高速道路のA-4を260キロほど下って今夜の宿泊地コルドバに入った。

**** 一口情報 ****

トレドは剣などの装飾に使う象嵌細工で有名な町です。
職人さんたちが製作中の工房も見せてもらいましたが、万事大雑把と言われるスペイン人なのに、ものすごく細かい細工も得意というのが不思議でした。なんでも人によるってことか。

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