*** テキトー絵日記 ***

(2006/10/01)


スペイン旅行六日目

世界で一番有名な建築工事現場

旅行の最終日はセビージャを早朝に発って飛行機で一気に800キロ北上する、、、というはずだった。しかし実際にはまずセビージャからマドリッドまで1時間弱のフライト。次に飛行機を乗り換え再び1時間弱のフライトでバルセロナに着くというものだった。そのために今朝は4時半起床、5時半にホテルを出た。ちなみにこの時期のスペインは日の出が朝の8時頃、日が暮れるのも夜の8時ころで4時や5時は真夜中だ。

午前中を大移動でつぶし昼前にどうにかバルセロナに到着。ここはスペインの中でも独特な気風があってスペイン人というよりカタルーニャ人(カタルーニャ地方だから)というほどで、勤勉で勉強熱心で経済成長も国内随一。建物には中世の香りがするものは多くはない。逆に言えば近代的でモダンなものが多い。要するに先進的な大都会の工業都市だ。

ここでの観光ポイントはなんといってもアントニオ・ガウディの手によって建設が始められたサグラダ・ファミリアだ。たまたま行った日が日曜日だったので内部の建築現場は稼動していなかったが、それでも足場やクレーンや工具など各種の工事現場らしきものが散乱していて、なるほど確かにこれは建設現場なのだなあと実感できる。普段の日はこの工事やクレーンなどの音でものすごくうるさいらしい。


砕いたタイルで出来たガウディのトカゲの噴水
なんでもこんな調子なので公園自体がテーマパークに見えてしまう。
この写真で強烈な日差しがお分かりでしょうか。

この日はこの聖家族教会に行く前に、同じくガウディの手になるグエル公園(上の写真)に寄っていたのだけど、日曜日で世界的にも有名な公園内には世界中からの観光客やスペイン国内からのおのぼりさんたちでごった返していた。気温も異常気象だとかでこの時期のバルセロナにしては珍しい32度。同じ32度でもアンダルシアの場合は湿度がほとんど無かったのだけど、このバルセロナでは日本と同じ湿気ムンムンの32度だから暑いこと暑いこと。体感的には35度オーバーだな。


どこの街でもこういう風に外で飲んだり食ったりしゃべったりしている。

夜はカタルーニャ地方の名物料理、パエリヤを外のレストランに食べに行った。スペイン全般について言えるけどワインが安くて美味しい。本当は本場のシェリーを試したかったのだけど今回のツアーで連れて行ってもらったホテルやレストランではシェリーはメニューになかった。もっと本気のバーとか高級なホテルならきっと置いてあったと思うのでそれが残念といえば残念だ。

**** 一口情報 ****

西欧の教会には墓地が付属していることが多かったのです。遺体は火葬にせず土葬のままです。するとその周りに植える植物は根が横に張らないものが好まれました。つまり糸杉です。真っ直ぐ上に伸びるこの木は根っこも真っ直ぐに下に伸びるのだそうです。ゆえに墓地と言えば教会、教会と言えば糸杉。この連想がサグラダ・ファミリアの外観となりました。下の写真はその糸杉です。


この糸杉を数本立てると、、、トップの写真!

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