*** テキトー絵日記 ***

(2006/10/29)


ペルシャ文明展

久しぶりの名古屋・栄地区

今日の朝熊山登山は雨上がりのため中止としたが、代わりに名古屋の愛知県美術館で今やっているペルシャ文明展を観に行くことにした。先日から朝日新聞の一角に展示品を毎日一品ずつ紹介してあるのだけど、これがなかなかに素晴らしいので本物を観て来ようと思ったのだ。

ご覧の通り、午後からは青空も見えてきて気温も上昇、午後は暑いくらいの日差しになった。今日の名古屋はタートルセーターやベロアの上着を着ている人もいるが、ノースリーブ、タンクトップ!の人もいるという、いったい今の季節は何なの?という感じだったのが面白い。



展覧会のポスターにもなっているこの黄金の杯(リュトン)はとても見事だ。

さてただいま開催中の愛知県美術館ではペルシャ文明の出土品がまとまって展示されているのだけど、古いものはなんと紀元前5000年というから驚くほかはない。古代エジプト文明よりもまだ数千年の昔だ。日本だと縄文人以前の未開の土人しかいなかったのだ。(←ウソ誇張あり、証拠なし、単にそう思っただけ)。とはいってもやはりその文化が栄華を極めるのはアケメネス朝ペルシャ(紀元前550年 - 紀元前330年)になってから。出土品はリュトンと呼ばれる杯がやたらと多い。それもライオンや羊やこぶ牛など、動物のモチーフが多く用いられている。刀や槍先などの刃物はまだ鉄の文化がなく青銅で出来ている。大理石をくりぬいて作った器とか、装飾を施した皿など今見てもとても素晴らしい出来栄えだ。これが日本でいうところの弥生時代だというのだからアケメネス朝は先進国だったのだなあ。

見終わって外に出れば栄の公園ではいろいろイベントが行われていて沢山の人出があった。世界の民族音楽とダンスという催しが面白そうだったので観ていたのだけど、何も無い黒い背景の舞台に踊りの人たちだけが出演して音楽は録音されたもの、というのはちょっと味気ない感じだった。それらしい装飾も欲しいし少なくとも音楽は生で演奏して欲しいところだ。それから大通り沿いに少し南下したらゲーリーズのサンバチームが日曜日の定例練習をしていた。上手いんだけどノリが違うって言ったらオコラレルかな?だってあんなに拍が詰って短いのはなんだか息苦しいと思ってしまうのだもの。(関係者の皆様ゴメンナサイ)

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