東京で電車に乗っているとなかなか田舎ではお目にかからないシーンがある。それはPDA(Personal
Digital Assistant)と総称される小型の情報端末を操作している人を見かけることだ。電子手帳とかモバイルOSを搭載したスマートフォンとか、あるいは何かの映像データストレージのようにも見える広い液晶画面に向かって電車の中でせっせと何かを書き込んだりしている。そう言えば今日びの携帯電話でも十分にPDAと言えそうだが、あれはこの際除外する。
でそういうものはてっきりねずみ色のスーツを着たサラリーマンがするものだと思っていたら、今回見かけたのが女性、それも一人はビジネススーツを着たキャリア系の女性だったものの、もう一人は典型的なおばさんルック(失礼)の人だったりするので、これはもう思ってる以上に利用されていると見た。
彼女らを見ていると電車に乗って立ったままでそれらのPDAを取り出し専用のペンで何事かごにょごにょやって、降りる駅が近づくとササッとバッグにしまって手際よく降りていく。
で分かった。都会は電車に乗ってる時間が多いからああいうものが流行るんじゃないだろうかってね。だって田舎だとほとんどがクルマ移動ですからあんなことやってられないもんね。iPodが田舎ではなかなか人気にならないのも同じような理由なんじゃないだろうかと思った。