とはいってもそう都合よく興味のある本にめぐり合うとは限らない。今回は現代美術の分厚い本がめちゃくちゃ安く売られていて興味津々だったのだけど、なにしろ自転車であの本3冊は運搬に無理がある。それにあれは読むというより観て鑑賞するものだ。
というわけで買ったのは「日本人の英語」という新書。ハウツーものではない。著者はマーク・ピーターセンという人で、彼自身が日本語を学習した上で日本に氾濫する英語を見た時の疑問や問題点やそれぞれの言語のセンスみたいなものを語っている内容だ。
定冠詞や不定冠詞などおなじみの話題から始まるが、それにしてもこういう一見簡単な部分ほど奥が深くて難しいものだと思う。なんというかこういう部分は論理的に覚えるというより感覚的にイメージできるかどうかが優先しているみたいだ。