*** テキトー絵日記 ***

(2007/03/02)

雛人形

美しい by 70mm、 ISO1600、 f2.4、 1/80sec

数年前から始まった二見町の「おひなさまめぐり」だけど、これを見に来る観光客も段々と増えてきたそうだ。この「おひなさまめぐり」というのは、二月からひな祭りの日まで二見町の旅館やみやげ物店などの店先にお雛さまが飾られていて、その結果二見の町中に雛人形が溢れかえるというもので、今年は全部で6000体を超えてるとか。特に賓日館(歴史のある、賓客の宿泊施設で有形文化財になっている)では古いものからモダンな創作雛人形まで飾られているというのをネットで読んでいたら、そうだ、お雛さまのポートレートを撮ろうと急に思い立って、今日の午後は自転車で賓日館まで走った。

300円払って中に入りさっそく撮影しようとしたが、この明治時代に建てられた和洋風な館は意外に中が暗い。飾られた雛人形をライトアップすべく、ところどころに電球が点灯されているが、大きなひな壇がいくつもあってところどころの電球では充分な明るさは得られない。でもそれが逆に言うと雰囲気のある陰影を作り出しているとも言える。

ただこちらの狙いが人形のポートレートなので、それぞれの人形の表情が分かるほどのクローズアップを撮ろうとするとどうしても手ブレや体前後移動のピンボケなどが発生しやすくなる。クローズアップレンズを装着して一段と顔のアップを撮ろうともしたんだけど、そうなると今度はひな壇が邪魔で思うように人形に近寄れない。

でつぶさにお雛様の顔を観察していくと、なるほど全て顔が違う。ついでに服も違うし髪飾りも違う。当たり前なんだろうけど全てが別人だ。ふむ、なるほど。結局ボクとしては今日の写真の姫ともう2体の別の姫の顔が気に入ったのだけど、絵的にはこれが今日のベストショットとなった。

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