伊勢市内のどこからでもよく見える山といえばなんといっても朝熊山だが、それよりもっと身近な山で伊勢神宮の右手にあるのがここ鼓ヶ岳だ。朝熊山、本当は朝熊ヶ岳というのだけど、そちらは伊勢神宮の左手に立ち広がる山で山頂から東は鳥羽市になる。朝熊山の標高が555mなのに対して鼓ヶ岳は355mの山だ。
子供の頃の自宅の窓からいつも見えていたのは二つの峰があるこの鼓ヶ岳だった。その頃はこの山が前山だと思っていたのだけど、前山はこの鼓ヶ岳のさらに南西に在る山だった。
最近運動不足なので久しぶりに山歩きをしたいという奥さんのリクェストに応えて、今日はこの鼓ヶ岳登山というか山歩きハイキングに出かけることにした。奥さんは以前も登ったことがあるとのことだけど、ボクは全く初めての山だ。
近鉄の宇治山田駅からバスで280円、内宮まで乗って事前に調べておいた登山口から山に入る。ずっと尾根を歩くこと約1時間で山頂に到着。これが今日の写真。このくらい低い山頂からだと建物の一軒一軒が認識できる。あそこはジャスコであれが伊勢病院、こっちが勢田のマンションで、あれは明倫小学校だな、てなぐあい。
下山するにはいくつかのルートがあるのだけど、ボクたちは山頂から西へ歩き、養命の滝に出るルートで下山した。この下山にも約1時間掛かる。最近の運動不足気味の体には2時間の山歩きは結構きついので、汗をかいた喉に滝の山水が冷たく美味しい。
そこからさらに歩いて山を下るとイト−ピアの住宅地に出た。ところがここはバスが通っていないので自宅までそこからさらに1時間近く歩くことになった。山歩きの後で普通のアスファルト道を歩くのは全く面白くないゾ。