5月30日の夕方に大型観光バス2台で75名という、今までに経験したことの無い大団体でのハワイ旅行が地元の近鉄・宇治山田駅を出発した。バスでセントレアへ向かうというのも初めての経験だ。メンバーは8割が女性で、参加者の多くがボクより年上に見えた。確かめたわけではないけどね。
一気に空港まで走るのかと思ったら途中の関のドライブインでしっかり休憩時間がある。念の入ったことで、と思ったらそうではなくて、ここは最近高速が名古屋方面まで接続されてしまって一気に客足が減少し始めているバス会社経営のドライブインなのだった。な〜るほどね。これも商売って訳か。
結局空港には7時半頃に着いて、実際に飛行機がセントレアを飛び立ったのは夜の10時前だった。ここから7時間ほど太平洋を飛んでハワイに到着すると、あらら不思議、現地時間は再び30日の朝10時なのでした。しかしこういうのは深く考えずにさっさと現地時間で生活するのが一番時差ボケしないで済む方法だ。
空港を出たらそのまま大型バスに分乗して観光に出かけるが、ハッキリ言いましょう、ハワイに観光するところなんて無いね。空が綺麗、海が綺麗、木や花や緑の景色が綺麗、鳥もいっぱいいて年中常夏。。。。以上。って感じなのだ。やはりここはなんらかのアクティビティで楽しむところなのだよね。唯一(でも無いのだろうけど)観光らしきスポットがここ、カメハメハ大王像のあるところ。しかしこれにしたって「皆さん、ちゃんと見ましたか〜?写真撮りましたか〜?はい、じゃ終わり」てなことで滞在時間10分で終わりました。もっとも10分あればOKっていう事実も哀しいが。
一応この日回ったのは、ヌアヌパリ展望台(強風名物の崖っぷち)、パンチボールの丘(観光バスは停車できない決まりなので入ったらすぐ出てくる兵隊さん専用の広大なお墓)、カメハメハ大王像(島には何体もあるんだとか)、イオラニ宮殿(の前を通過しただけ)、という順番でした。
ホテルにチェックインしたらあとは自由時間になったのでさっそくワイキキビーチに繰り出す。なにしろホテルの玄関から道路一本挟んだだけでいきなりがあの有名なワイキキビーチなのだ。ウロウロしてパシャパシャと写真を撮っていたらサイレンとともに消防車、救急車、パトカーがやってきてなにやら立ち入り禁止テープを張り始めた。何事かと思ってビーチの片隅を覗いたら青い布が掛けられた人の死体のようだった。でも周りの人たちは大して気にも留めずに自分の時間を過ごしているのが対照的な雰囲気だった。「誰か死んだの?ふ〜ん、あそう〜ー。」てな感じ。
これが今回泊まったPacific Beach Hotel、目の前の横断歩道を渡るとビーチだ。
夜は皆さんご一緒になんたらとかいうビュッフェ料理の店へ出かけバイキングを頂く。どの料理も茶色っぽくて何を食べたんだかよく分からないところがスゴイ。夕食後、再びワイキキビーチへ出て写真を撮る。有名なサンセットはここからでは見えない。それを見るためのサンセットクルーズが売り物だしね。しかし夕暮れのビーチにも残照の雰囲気はある。
日暮れ時にも散歩する人が沢山出ているワイキキビーチ。
いったんホテルに帰ってから日本語デスクに電話して「どこか一杯やるのに雰囲気のいいところはないか」と尋ねたらシェラトンのプールサイドテラスを勧められたので、またホテルを出る。今日はいったい何度ホテルを出入りしたことだろう。それくらい隙あればウロウロしたってことなんだけどね。
シェラトンのテラスではハワイアンのバンドが入っていてフラのダンサーもいた。ここではやっぱりトロピカル系のカクテルでしょう。ハワイ原産といえばやっぱりこれ。マイタイを頼みショーを観ながら飲んでたら急に眠気が襲ってきた。そうか、もう何時間起きてることだろうと気づいて一杯だけで帰った。しかしトロピカルカクテルとはいえマイタイってなかなか効くねえ。暑い国ではラムが当然か。
カクテルは$7.75です。
シェラトンのプールテラスからの帰りは夜のワイキキ通りをあちこち冷やかしながら歩く。昼間っからずっとやってた銅像のお兄ちゃんがカッコよかったので写真撮ってチップ入れて握手してきた。
ホントにずっとこのままでいる。見事なプロ根性だ。