この時期に台風が来るのは珍しいと思っていたら、そうでもないようで、過去においてなんと早いものは4月に上陸した記録があるらしい。でもって今回の台風第4号はマンニィという名前だそうだ。このマンニィだけど、いったいどういう意味かと調べてみたら、命名国は香港（あそこは独立国か？）で海峡の名前から取ったらしい。つづりはMan-yiとあったからこれは多分中国語を無理やりアルファベット表記したものだと思う。
で当然のように朝から雨。台風が三重県に本格的に接近するのは今夜から明日の明け方だということだけど、梅雨前線もあって朝から本格的に雨。幸い今日は何の予定もないので、そうだこの雨を写真にしようと考えた。雨を絵にするのだ。
まず一番初めに考えたのは、降ってる雨を劇画調に斜めの線のように撮れないかというアイデア。雨粒を雨線にしたいわけだからスローシャッターということだろう。50mmのマニュアルレンズに三脚を着けて思いっきり絞り込む。回折現象がどうとかいう記事を読んだ記憶もあるが、なあに構やしない。とにかく目いっぱい絞って絞りｆ22でシャッター速度1秒とかで撮ってみる・・・。
・・・ダメ、全然それらしくない。このカメラ（PENTAX istDS）はCCDの感度が最低でもISO200なのでこういうスローシャッターが切りたい時は苦手なのだ。ならば黒いストッキングと思ったけど手近になかったので似たようなメンズのソックスをレンズに履かせて暗くしてみる・・・。ソックスの柄が写ってしまった！
そうだ！サングラスをレンズの前に当てればいいんだ！と思って実際にやってしまった馬鹿なボク。なぜならボクのサングラスは近視用の度付きレンズなのでした。なので当然ピントを結ばない。
うむむむ、仕方ない。NDフィルターを購入しようと最近出来たヤマダ電機に買いに行った。ここは初めて行ったのだけどカメラ屋よりもこうした周辺小物は揃っていると人づてに聞いたから。で無事に1/8に光量が減らせるタイプのものをゲット。つまり絞りでいうと3段分落とせるサングラスフィルターという意味だ。
今度こそはと意気込んで雨線の描写を狙うが、全然うまくいかない。うむむむ、クッソー。それならばいっそ明るいレンズで早いシャッターにして雨粒を止める方向で描写してみようと作戦変更した。変更なんてもんじゃない。まるっきり正反対だ。退却にあらずして転進という、てなもんだ。ナンだそれ？って言わないようにね。
結局本日の雨写真はご覧のようなものとなりました。当然、NDフィルターは使っておりません。ちなみに撮影データはISO800、ｆ4.5、1/160、です。むむむむむむ。
