*** テキトー絵日記 ***

2007/07/21

「スイングジャーナル アーカイブス」

外はしとしと雨 by 10-20mm

せっかくのフリーな土日なのに生憎のお天気。お木曳きには興味がなかったけど最後の川曳きがあるので観に行ってもいいかなと思っていたけどこの空模様じゃあねえ。RUNも出来ないし自転車にも乗れない。プールはまだ完成していないし。

ブックオフで「スイングジャーナル アーカイブス」という本を入手した。過去、ジャズジャイアンツ達が来日した時の写真やその時の雑誌の記事そのままで構成してある。印刷の感じも当時のまま。文字がくっきりとは印刷されてなくて、ところどころかすれかかったような印刷具合いが懐かしいんだよね。鉛の活字印刷の様子というか、粗末な紙質に乗ったインクのにじみ方といったような。

鮮明に覚えているのが以前この日記でも書いたソニーロリンズの初来日の様子。1963年のことだ。なにしろ当時人気だった「夜のヒットパレード」に生出演したからね。西郷輝彦「星のフラメンコ」がヒットしていたときのことだ。う〜む、懐かしい。

1973年にはビルエバンスが初来日している。その時のコンサートにはボクも行ったのだけど、実は結構退屈してしまったことを覚えている。エバンス自身も電化の狭間で中途半端な時期だったしね。ヒッピームーブメントに乗っかったビル・エバンスって今から考えてもあまり美しくないでしょ?再びクスリに染まっていた時期でもあったのかな?この辺の事情は後から知っただけで当時は全く知らなかった。とにかくあの時はリリカルでもスリリングでもないエバンスだった。

コルトレーンの来日は1966年だけど、これはニュースとしては知っていても、ライブの様子がテレビやFMでオンエアされたわけでもなく、ボク自身も田舎にいてコンサートなど観に行けるわけでもなかったのであまり実感はない。そのほかにもJATPとまでは言わないまでもMJQやらメッセンジャーズやら、いろいろ初来日をして一大ムーブメントを引き起こしているが、無論その辺りのことは雑誌で読んで知ったことなので体験的な記憶は無い。

しかしこうして改めて振り返ってみると60年代、特にその前半はモダンジャズの最盛期だったんだなあというのがよく分かる。350ページ、見ごたえ読みごたえのありそうな本です。

今月のINDEXへ戻る  ホームへ  つづく