*** テキトー絵日記 ***

2007/08/05


長距離ライド

雨宿り by Olympus

久しぶりに長距離サイクリングに出た。コースは前から行ってみたいと思っていた美杉村巡回コース。もうちょっと詳しく書くと、いつもの五桂池〜丹生大師〜R166〜仁柿小学校前、この地点で自宅から40km。ここから仁柿峠を登る。ここまでの途中では急な天候の変化でご覧のような雨宿りとなったりした。山の雨は降り方も激しくて遠くの山々はもちろんのこと、すぐ先の稜線までもが全然見えなくなったりする。幸いに雨は30分ほどで収まった。

さて仁柿峠だが最初のうちはそんなに狭くないのだけど峠道は大型車通行不可っていうから林道みたいなもんか。今日は日曜日なので沢山のツーリングバイクの人たちと出会う。しかし自転車は誰もいなかったな。久しぶりの自転車でしかも久しぶりの長距離、おまけに超久しぶりの峠とあって、ボクはヒーフー言いながらなんとか峠を越す。頂上はこんな感じで↓眺望も無ければ雰囲気も無い。ここまでの道のりのほうがよっぽど峠気分がある。

この峠を降りると美杉、道の駅があるのでそこでお昼。しっかり食べたいがそうすると食後に動きたくなくなりそうだし、でも熱量補給はしたいしで、しばし考えてから伊勢うどんを頂く。カツオブシがたっぷり乗っていて美味しかった。30分ほど休憩の後、再び走り出す。橋を渡ったところで右折して県道30号、一志美杉線を北上する。八手俣川に沿って山を下るように7.8km走る。そうして下之川の集落で右折し県道29号、松阪青山線に入る。ここからが本日二度目の峠道。

これはもう完全な林道仕様で傾斜もきつい。というかこの写真の峠入り口付近で自宅から50数キロ地点。仁柿峠を越えてきた脚には林道仕様の峠はツライ。それでもなんとかエッサホイサと登ってどうにか峠。清水峠という。ここの頂上も林に囲まれ眺望なし。↓

これを降りると宇気郷という集落に出る。ここで失敗。やっと峠を下った喜びでそのまま左折し川沿いに下流方向へ。つまり下りを楽しみながらヤッホー!と言いながら(気持ちだけね)びゅんびゅんと飛ばした。なにしろ二度目の峠の登りは時速6kmなんていうノロノロだったせいもあって時速60kmをマークする下りではその喜びを続けたくなるから知らずに下り方面へと走っていったのだ。数キロ走ったところに嬉野の観光案内版があったので見たところ、なんとそのままでは嬉野方面に出てしまう。松阪方面のR166に出るには川を上流方向へと向かわないといけないのだ。仕方ないので折り返してクッソー!と言いながら(気持ちだけね)今来た道を戻る。

やっと正しいルートに出て本日3度目の峠道となる県道29号に入る。この辺りが自宅から80km地点。この峠道も入り口は林道風情だったがすぐに二車線の広くて綺麗な舗装路になった。つまりなんというか、まるで一級国道のような道だ。しかもそれが緩やかな傾斜でダラダラと上りが続く。なまじ道が広いので木々の日陰といったものは一切無し。道路の照り返しが強烈で、はっきり言って自転車乗りにはなんの魅力もない峠だった。これが細野峠。ぜんぜん細くないゾ!

どうにかR166まで戻ってやれやれの気分。当初はここで右折して最初に来た道に合流するつもりだったのだけど、峠3つ登ってきた後では少しでも下りになったほうに走りたい。なのでそのまま左折し松阪市内方面を目指す。ところがこれがイケナかった。

しばらく走ると分かってきたのが、このまま北上を続けると余計な遠回りになってしまうということ。ただでさえ疲れた脚で10kmくらい余計に走るのはツライ。そうこうするうちに前方に高架で高速道路が横切っているのが見えた。あれに沿っていけば伊勢は近いはず。お!信号がある。よし右折だ。

しかしショートカットするということはまた一つ山を越えねばならないということでもあるのだった。根木峠です。本日4つ目の峠だ。いえ、なに、峠とは言うものの距離は非常に短いです。高速道路の伊勢自動車道が松阪トンネルとなってくぐっているあの山です。あれをトンネル無しで山越えするだけです。登りは2kmもないでしょう。しか〜し、

もう完全にバテました。途中から自転車降りて押しました。左足の筋肉がヒクヒクしてツリそうになったからです。もうイケマセン。いくら登りが短くてもあの傾斜はこたえます。押して登るのは情けないがもうそんなことは言ってられない。それにしても峠が短くて良かったあ〜。

その後は櫛田川沿いに下って旧伊勢街道を帰ってきました。本日の乗車時間は5時間20分、走行距離は114.4km、最高速度は60.2km、平均速度は21.3km(←峠4つですからね)でした。最後に馴染み深いご近所の宮川まで来たので帰還したぞという気分で一枚撮影。



でも面白かった〜。

今月のINDEXへ戻る  ホームへ  つづく