*** テキトー絵日記 ***

2007/09/17


世界史のお勉強

まるで夏そのもの by 70mm

不安定な天気が回復したと思ったら猛烈に蒸し暑い一日なった。久しぶりの真夏日で気温は30度を超えたが東京では35度の猛暑日となったらしい。もう九月もお彼岸だというのにねえ。これを書いてる今は夜の7時前ですでに辺りは暗くなっていて、虫の声だけがリーリーと秋を感じさせるものの、卓上の気温計は30.6度を示している。湿度も70%もあるから熱帯夜そのものだ。

先日から世界史に関する本などゲットしてお勉強などしていたが、今日はブックオフで「図説世界史」というのを入手した。図説というくらいで、図解や写真が多く、地図や年表も豊富に出てくるので理解しやすい内容になっている。

これと一緒に見つけたのが「巨匠に教わる 絵画の見かた」という本で、これも絵画の歴史をたどりながらなかなかユニークな解説というか、捉え方が書かれている。特に面白いのはタイトルにも「巨匠に教わる」とあるように、例えばフェルメールをダリはどのように見ていたか、ゴーギャンが他人のポーズをどのように参考にしたか、アングルをドガはどのように評価したか、などという風な解説が載っていてこれがとても面白い。

オペラを観るようになってから、その題材が実に下世話な男女のアレコレ、今だったら安っぽい昼メロ(←死語だな)になりかねない単純なストーリーなことに気が付いた。しかしそれらの題材でもオペラとなった作品には一流の賛辞が寄せられていて、さらにはオペラそのものがいつの間にか高尚な趣味となっていったという経緯がある。絵画もこれと似ているような気がする。つまり名画と言われて賞賛を得ているような絵画でもオペラの場合と同じような要素を持っていて、案外人間臭いというか、普通の人が思いつくようなあれこれが絵を満たしているってことだ。結局、人間が興味を持つことにそんな違いは無いってことだね。

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