実際の一日目は飛行機に乗っているだけで終わってしまったのだけど、それではあまりに面白くないので翌二日目にトラジットを利用した半日のドバイ観光からトルコ旅行記を始めよう。
ドバイというのはアラビア半島にあるアラブ首長国連邦(UAE)の一員で、今世界で一番ホットな場所になっている。ホットというのは気温ももちろんだけど経済でものすごく伸びている場所のことだ。なにしろ純粋な国民は全住民の2割に過ぎず、あとは世界中からの労働者で成り立っている。税金なし、医療費なし、教育費なし。無いといえば土も無いので国内で野菜は生産されず、国中が建設現場になっている現在はどこの現場を見ても砂だらけ。椰子の木はいっぱい植えられているが雨が少ないから葉っぱは砂っぽく薄汚れているのが残念。税金が無い国なのでクルマは安く、日本車が沢山走っていて中でも三菱のクルマが多いのは何故だ?おまけにガソリンは水より安いというお国柄。ビーチはご覧のように大変美しく、数十キロしかない海岸線に44もの高級ホテルなどが建ち、お陰で海岸線が足りず、ならば海岸を増やしてしまえとばかりに作り始めたのが椰子の木の形をした人工島で、これがいくつも建設中。この人工島は人工衛星から肉眼で見える唯一の人工物だそうだ。ちなみにGoogle
Earthでもこの人工島はすぐに発見できる。原油高騰で世界中の航空会社が経費を圧迫される中で、ここドバイの国営航空会社でもあるエミレーツ航空はますますの大判振る舞いで他社をリードしている。最近ではドバイ証券取引所とナスダック両者の北欧証券買取などの経済ニュースとか、現在建設中で完成後は世界一高いビル(808m)となるブルジュ・ドバイなど話題に事欠かない。
今日の写真はそのドバイでたぶん一番有名なブルジュ・アル・アラブというホテル。2006年の世界一を獲得したホテルで七つ星ホテルと呼ばれている。全室スイート、ロールスロイスでお出迎えとか、いろいろ話題に尽きないが、もし泊まろうと思うと一番スタンダードな部屋で一泊1300ドルというから約15万円ほど掛かる。
今日の半日観光はこのホテルのあるジュメイラ・ビーチなどで、写真的な美しさでは確かにここが勝るものの面白さでは断然スパイススークとも呼ばれるオールドスークなのでした。
いらっしゃ〜いと言って店主が出てきたところ
スパイス・スークと呼ばれるだけのことはある
ちょっとポーズしてくれたおじさん
スーク(市場)に面した活気のある街中の様子