*** テキトー絵日記 ***

2007/10/10


トルコ旅行五日目(長距離移動の日)

かつてのキャラバン宿。宿というより要塞だね by 18-55mm

今朝は長距離移動に備えて4時半に起きた。5:15になると夜明けの祈りの時間を伝えるアザーンが聞こえてきたが都会より時間が早くないかい。さてカッパドキアのホテルを朝7時に出発したバスはそのままシルクロード沿いに西へ西へと走る。の筈だったのだけど走り出してすぐにトルコ絨毯屋で止まった。むむむむ、ここでトルコ絨毯の詳し〜い説明などを聞きながらいつの間にかセールスが始まってツアーの同行客が何人かお買い上げ。内お一人は100万円の絨毯を買われた。ヒャクマンエン!

結局9時過ぎに絨毯屋を出てやっとバスは西へ走り始める。二時間近く走ったところが最初の休憩地点でもあるSULTANHANI。これが今日の写真。かつて、このシルクロードを往来したアラブのキャラバン隊が十字軍に襲われ物資を略奪されるのを防ぐために当時のスルタンが築いた隊商宿だ。だから宿というより完全な要塞になっている。しかしこれもまた美しい建築物ではある。

午前中に220km走って、800年ほど前のセルジュク朝トルコの首都でもあったコンヤに到着する。ここではメブラーナ教の創始者でもあるメブラーナさんを埋葬したモスクがそのまま博物館になっている。ただし撮影は禁止されているので、外からの写真だけ撮った。



メブラーナ博物館の特徴的な屋根と、その近くを低空飛行するF4ファントム戦闘機
トルコ空軍ではまだ現役で飛んでいるんだあ。



もうちょっとマシな(^^;全景写真



中庭にある泉に投げ銭をする信者たち。



コンヤ市内の様子をバスの車窓からスナップ。バスがアラレちゃん風で可愛い。

このコンヤという街はトルコの都市では一番広い面積を持つが、街がフラットなので自転車を使う人がとても多い。まあ確かに自転車初心者は坂を嫌がるのだな。ところが自転車にハマるとその坂が楽しくなってくるのだ。てなことは置いといて。このコンヤ、実はトルコ国内では一番イスラム教が浸透している街だそうだ。なのでスーパーには酒は売っていないし酒屋もない。ところが酒の消費量はトルコで一番多いのだそうだ。面白いね。外からは分からない酒の販売所があってそこでまとめて買うらしい。別に法律違反でもなんでもないのだけど、こうなると禁酒法時代の酒の密造所みたいだね。「Speak Lark」っていうCMが懐かしい。

午後は再び西へ西へと430km走って夜の8時にやっと次の目的地パムッカレのホテルに到着した。 ここは日本で言うところの温泉ホテルで、普通の屋外プール以外に温泉プールもある。食事は9時からというのでさっそく普通のプールで泳いでみたが、驚いたのはその水深で、浅いほうでも1.5M、深いほうは1.8Mもある。しかしこういうリゾート地で夜間に星を仰ぎ見ながら泳ぐというのはなんとも言えず開放感があって気持ちいい。それにしてもこんな季節に夜間、屋外の普通の水のプールで泳いでも全然寒くないというのが不思議な感じがした。温泉プールのほうは湯気が出ているくらいで、ぬるいお風呂といった感じ。あれはいくらプールと言っても泳ぐところじゃない。



こんなに水深が深くて、しかも子供のプールと隣接しているのに監視員がいるわけでもなく
夜も泳げて、う〜ん、自己責任が徹底している感じだなあ。

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