ホテルを出るとすぐにこの有名な岩棚に着いた。数千年の時が作り出した美しい光景は世界遺産に登録されている。この写真は崖の中腹にあるので人の気配が見えないが、この上のほうは世界中の観光客でごった返している。というのもこの崖の上にはアンティック・プールといってローマ時代の遺跡がそのままになっている大昔の温泉プールがあって誰でも入場(入浴)できる。そのためにそこから水着のままでこの石灰棚の上のほうで流れる温泉水に浸かって遊ぶ客が多いからだ。しかし世界遺産に水着で入れるというのもなかなか大胆ではあるなあ。
この角度から見るとまるでTVCMの舞台のようだ。
自分の体で流れる温泉水をせき止めて遊ぶ観光客。このすぐ左側が崖。
このお嬢さん、巨大なお尻をものともせずにTバック水着でダムごっこをしてました。ある程度せき止めてからザァーと一気に流すと彼女の下流に寝そべっている別の人がウワッとなるわけです。まあ単純なものですが天真爛漫ではあります。
ローマ時代の柱など遺跡が水底にゴロゴロ転がっているアンティック・プール
しかしその風情はまさに露天風呂だ。
このパムッカレを後にして午前中に250km走り、エーゲ海地方で最大の古代遺跡であるエフェソス遺跡に到着する。ここに最初に都市が出来たのは紀元前11世紀というから今から三千年以上も前のことだ。
正面アーチにメドゥーサがレリーフされたハドリアヌス神殿
1900年前に立てられた図書館の正面入り口
25000人収容の野外劇場は今も時々使われているそうだ。
それにしてもマイクもスピーカーも無しで25000人の観客に伝えられるというのがスゴイ。
左手上段ではインド映画を撮影中だった。
この後は60km走ってイズミールのホテルに到着。今日は夕方の5時前にホテルに着いたので明るいうちからゆっくりホテルの屋外プールで泳ぐ。ここのプールも水深1.8Mあってボクでは背が立たない。屋内には温泉プールもある。
部屋から見下ろしたプールの写真。手前が水深1.8Mの普通の水のプール。
奥の屋内部分が温泉水のプール。
このホテルは各部屋にも温泉水が出るようになっていて水道水とレバーで切り替えられる。