トルコ最後のホテルを6:45に出て40km離れたラプセキ港で7:30のフェリーに乗ってアジア大陸の西端からヨーロッパ大陸側に渡る。昨日走ったエーゲ海沿いではまだ海の家も開いていて海水浴客もいたのに、今日フェリーで渡る港は気温が16度しかなく、休憩で立ち寄ったドライブインでは21度に設定されたエアコンが暖房をしていた。ちなみに今回の旅行で暖房はこれが初めてだ。
ダーダネルス海峡をフェリーで渡ると朝日が昇ってきた。
ちなみに地元ではチャナッカレ海峡と言う。ダーダネルスは英語地名。
ゲリボル港で再上陸して東のイスタンブールまで320kmを走る。もうこの頃になると200kmやそこらはそんなに遠いとか思わなくなってきている。途中で見かけたガソリンスタンドの表示ではガソリンが2.83YTL(イェニ・トルコ・リラ)、ということはだいたいリッター300円。一般消費税が18%のトルコでもこの値段は高い。ガソリンが水より安いドバイとはエラい違いだ。
12:30に再びイスタンブールに到着。ガラタ橋付近の旧市外をバスで走るが1週間前に初めて見た街の光景がなんだか懐かしい。ここではオリエント急行始発駅でもあるイスタンブール駅の構内にあるレトロムード溢れるレストランで昼食した。ここからショーン・コネリー演ずるジェームス・ボンドがオリエント急行に乗ったんだよねえ。>007
ロシアより愛をこめて
小雨に濡れるイスタンブール駅。構内のレストランのプレートには1890年と記されている。
これは一週間前に撮影したアヤソフィアの外観。今日はこの中を見学する。
このアヤソフィアは6世紀にキリスト教会として建てられ、その後イスラムのモスクに改修され、現在は博物館として一般に開放されている。建物は縦77m横71m高さ56mで世界で4番目に大きい寺院だ。その内部は修復のために足場が設けられている。これが今日の写真。イスラム寺院の時代には漆喰で隠されていたキリスト教のモザイク装飾が復元されているので、現在の内部はイスラムとキリストの混合装飾となっている。
それから雨の上がったイスタンブール市内を抜けて革製品屋さんなどにも寄りながらボクたちを乗せたバスは空港へと向かった。イスタンブール市内は曇り空もよく似合う街だ。とても魅力的な風景がいっぱいあって、せめて半日自由行動が出来ればなあと思いつつイスタンブールを後にした。