旅行最後の九日目は実際には飛行機に乗ってドバイまで飛び、2時間ほどのトランジットを経て名古屋のセントレアまで10時間のフライトで終わってしまう。フライトのコースで言うと、往きは真西へインドを横切り、ドバイからは問題空域のイラクを避けるように南の国境に沿って北上したのだけど、帰りは今度はイラクの北側国境イラン上空を南下しドバイに着く。そこからはいったん中央アジアの中ほどまで北上し偏西風に乗ってそのまま中国を横切り北京方面から日本に入る。偏西風のお陰で帰りは時速1000kmを超えていた。
とまあこれで今日の日記が終わってしまうのもナンなので、本日はトルコで食べたトルコ料理特集にしてしまおう。なにしろトルコ料理はフランス、中華と並んで世界三大料理の一つと言われるくらいですから、そのお味がどんなもんだか興味が湧く。
まずはトルコ初日の夕食。SEHIRというレストランで
マッシュルームスープ
チーズパイ
肉と野菜の煮込み
フルーツのデザート
を頂く。写真はその中の一品で肉と野菜の煮込み
マッシュルームスープは上品な味付けで、ツアー客からは味が薄いとか美味しいとか評判が分かれた。次のチーズパイはパイというよりチーズ味のパンって感じでした。写真の肉と野菜の煮込みは特に美味しい。肉はラムですが決してマトンのようなクセは無く柔らかくて良いお味でした。
翌日の8日、朝食はホテルでABF(アメリカンブレックファースト)、昼食はKONYALIというレストランで、
まずはレンズ豆のスープ。これ自体は薄味なので
テーブルに用意された香辛料で好きな味に仕上げます。左の赤いのは唐辛子、緑のはなんだっけなあ?えーと、でも知ってる味です。そんなに変わった香辛料ではなくいずれも日本人にも馴染みのあるハーブ類です。
それから昨日も出たチーズパイ。でも今日のほうが断然美味しい。何層にもチーズが折り込まれているのが分かります。パイっぽいのは一番外側だけです。これは断面が分かるように半分食べたところ。
メインはドネルケバブとマッシュポテトとバターライス
流石はトルコを代表するドネルケバブです。美味しいなあ。これは羊の塊肉を焼きながら外側からそぎ落とすように切っていくもので、ブラジルなんかだと牛肉を使ってシュハスコというのと同じ系統の料理です。ただ味が全然上品というか、柔らかいあっさり目の味です。日本で言う焼肉のタレみたいなこってりしたものとは違います。
夜はホテルでトルコ料理のバイキングでしたが、自分がなんという料理を取ったのかワカリマセン(^^;。一応写真は撮ったのですが後から見てもどうも何が何やら。う〜む
9日も朝はホテルでABF、昼はカッパドキアらしく洞窟のレストランで頂きました。ここは雰囲気があります。洞窟なのでヒンヤリしていて岩の天井にはヒーターが埋め込んであって稼動中でした。
これがSARIKAYAという洞窟レストランの入り口
厨房も洞窟内にある
中央ホールで演奏しているミュージシャン
洞窟内なので良く響く
一品目の花嫁のスープ
これはトルコでポピュラーらしく、後でスーパーでもクノールのインスタントものが売っていた。
ちなみにそれを買って帰国翌日の夕食もこのスープを頂いた。
二品目もスープという構成が不思議なのだけど、ひよこ豆のスープ
つぼ焼きのケバブ
材料を壷に入れて密封して3時間蒸し焼きにしたもの。
これだけ煮込むとお肉もトロトロ。
今夜も夕食はホテルでトルコ料理のバイキング。一応写真も載せてみましょう。
ほうれん草のスープ
いろいろ盛り合わせの一皿目
やっぱりいろいろ載せてきた二皿目
味はぜ〜んぶ美味しい〜!
10日の昼食はコンヤのホテルDUNDARで
スープ
トルコ風ピザ
メインディッシュはナスと牛肉のケバブでした。
左上にチラっと見えてるのはEFESというご当地ビール
今宵も夕食はホテルにてトルコ料理のバイキングですが
ここは魚がいろいろありました。マグロとかサバ?とか
揚げたりソテーだったりいろいろ。
11日目はエーゲ海地方に来たので海産物が多くなってきます。朝食はお決まりのABFですが、お昼はTUSANというレストランにて
魚のスープ
ナスの前菜
石鯛のソテー
テーブルにはちゃんと醤油も置いてありますが箸はありません。
今日の夕食もバイキングで写真は、ってもういいですね(^^;。
12日も昼食はバルガマという町にある駅前食堂っていう感じの庶民的なところで家庭料理のバイキング。おじさんにアレとかコレと指差すとお皿に盛ってくれます。
レストランSAGLAMの入り口
ここであれこれ選びます。見た目と勘が勝負(*^^*)/
でボクの皿はこんな感じ。お代わり自由です。
では最後にイスタンブールのオリエント急行駅のレストランで食べた内容をご紹介しましょう。
店はホームに面していて店内は大変アンティークです。
スープ
キノコのクレープ
シシケバブとマッシュポテトにバターライス
串焼きのケバブは国によってカバブと言われたりするらしい。
するとカバ焼きというのはこれが語源かも?
以上、一気にトルコ料理をご紹介しましたが、なぜトルコ料理が世界三大料理なのか少しは分かってきました。それはまずトルコが過去に36もの民族が入れ替わり立ち代りで文明の混合が進んだ場所だと言うことです。つまりはそれだけいろいろな料理方法を伝統として持つと言うこと。バリエーションがめちゃくちゃ多いのです。ホテルのバイキングでも料理の種類が非常に多い。
次にトルコは麦の一大産地で大麦小麦はもちろん、その種類も多い。結果としてパンの種類がいろいろでフランスよりもパンの種類は多いそうです。また良質のブドウも採れるのでフランスで行われるワインの世界一には去年今年と二年連続でトルコ産が制覇したそうです。
またトルコという国は日本の倍の面積を持ち、気候風土もそれぞれに様々です。結果としてこれも農作物の種類が増えることになります。なのでトルコ料理という独特の味付けがあるというよりも、まさにこの種類の豊富さが世界三大料理の一つと言われる所以なのではないかと思いました。