*** テキトー絵日記 ***

2008/03/22


新名神ドライブ

"IL SIGNORE DEL FUOCO" with FA35mm

風もなく気温も上がり、もう初夏のような日差しが行楽を誘う土曜日。「そうだ新名神を走ろう」みたいな気分で、どこか滋賀県の観光ポイントはないかとあらかじめ検索した上で、今日は朝からドライブしてきた。

目的の第一「そうだ新名神を走ろう」に関してはベリーグッドでした。先月開通したこのルートはとても走りやすく気持ちの良い高速道路でした。実際には山間部を抜けるように走っているのですが、4km近いトンネルを抜けたり谷間部分ではとても高い橋脚の上を走ったりするのでアップダウンもほとんど感じません。亀山から高速で50km走ればもう琵琶湖近辺なのですから、滋賀県はもとより京都や大阪方面もずいぶん近くなったんじゃないでしょうか。

昨夜のうちに下調べしておいた滋賀県の観光ポイントは二ヶ所あって、まずは県立陶芸の森。ここには新名神の信楽インターを降りて行きます。インターネットでチケットを印刷して持っていくと陶芸館の入場料が割引になるというのでそうしたのですが、これは50円引きでした。今は「近江の商家のくらしとやきもの」展をしています。

広い敷地には屋外展示のアート作品もあって、それが今日の写真。タイトルは胴体中ほどのオレンジ色の帯に書かれてあったのですが、このイタリア語をネット翻訳してみたら「The gentlman of fire」とのことでした。炎の紳士というわけですね。

さて本日のもう一つの観光ポイントが、この陶芸の森からさらに10数キロ山の中にある MIHO MUSEUM でした。ダヴィンチコードで有名になったルーブル美術館のガラスのピラミッド、あれを手がけたI.M.ペイ氏の設計による建物とか、山の地形を生かした建物配置とか、容積の80%が山の地下にあるとか、なかなか興味をそそられる博物館で、実際に行ってみるとなるほど、とてもコンセプチュアルなアーキテクトで、これが個人博物館とはとても信じがたいほどです。いやむしろ公共の博物館ではないからこそ、ここまで徹底できるのかもしれません。個人博物館とはいっても敷地30万坪ですから圧倒されるスケールです。

内容は北館が現在「与謝蕪村」展で、これはボクには展示内容の良さがほとんどわかりませんでしたが、常設展示してある南館のほうはボクにもよく分かる素晴らしい展示物でした。部屋ごとにエジプト、西アジア、ギリシャ、ローマ、南アジア、ペルシャ、中国、中央アジアと分かれていて、それぞれに素晴らしい古代美術品が展示されています。このMIHO MUSEUMはヒットでした。お薦めです。

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