*** テキトー絵日記 ***

2008/07/13

伊賀忍者の里ハイキング

松尾芭蕉の生家の表札 with FA35mm

近鉄の主要駅で配布しているハイキングマップを歩こう企画第二弾。今日は松尾芭蕉の出身地で伊賀忍者のふるさと、旧上野市(現伊賀市)を朝から歩きに出かけた。マップに描かれたように歩くと全行程8kmになるのでそのとおり歩くつもりで8時半の近鉄電車に乗った。

まずは近鉄大阪線の伊賀神戸駅で伊賀鉄道に乗り換える。ここは最近まで近鉄伊賀線だったのだけど、赤字路線のために新たに伊賀鉄道という会社を起こし、そこに路線を移管させたものだそうだ。松本零士がデザインしたイラストをペイントした「くノ一」電車が走っている。ここから山間を縫って上野盆地まで10駅を乗る。途中の沿線風景は山間の田畑ばかりだけど上野が近づくと街中の様相となる。道路は全て舗装されていて新建材の家が建ち並び大型スーパーや商業施設が目に入る。さっきまで山とか野原だったのが不思議な感じだ。これで地形が盆地だということがよく分かる。

上野駅前は日曜日にもかかわらず、いや日曜日だからなのか?人の気配がほとんど無く、朝から30度を超えたというラジオの音がどこからか聞こえてきて、客待ちの黒塗りのタクシーが列をなして並んでいる。ここから芭蕉の生家や、城下町らしく今も残る武家屋敷など伊賀上野の主な観光地をめぐりながらの街中ハイキングをスタートする。

途中で入った蓑虫庵には有名な「古池や〜」の碑が古い池のそばに建てられていたが、あの池があの有名な俳句を詠んだ場所なのだろうか?資料を読んでもここがその場所だと明記されてはいない。蓑虫庵の名前の元となった「みの虫の 音をききにこよ 草の庵」というのは間違いないらしいが、「古池や〜」はどうなのだろう?なにしろ400年近く前のことですからね。しかしこの蓑虫庵、畳の部屋は六畳と四畳の二間ですが、四畳半ではなく四畳の部屋というのは初めて見た。

そこからさらに上野市をぐるっとまわって、数馬茶屋ではエアコン無し扇風機も無し、でも冷たいメニュも無いという中で、熱い汁蕎麦を古い土間で頂いて、暑さと熱さで汗沢山。そこから上野城の天守閣を見上げながら忍者屋敷でカラクリの実演や、どういう訳かドイツ人のクノイチがガイドする忍者ショーなど観て帰ってきた。あとで読んだ資料によれば彼女、六ヶ国語で対応できるらしい。しかし現代忍者たちのヒーローがブルース・リーっていうのもちょっとどーなんでしょ?

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