K10Dの手ブレ補正は強力で、クルマの窓からカメラごと出して片手でひょいひょい撮っても、被写体ブレはあっても手ブレはしていないのが流石だ。70mmといえば35mmフィルム換算で105mmの中望遠になりますからね。こんな画角でスナップみたいにパシャパシャと、それも夜なのに全然大丈夫というのは心強い。
前回のポートレート撮影もカメラのお陰で手ブレはほとんど無かった。ピントを外した件はすでに書いた通り。後はレンズの問題で、というか別に問題ではないのだけど、使用したのがFA35mm（52.5mm）とDA70mm（105mm）の二本。（）内は35mmカメラ換算の場合の画角。これら二本のレンズは言うことないのだけど、画角がこの中間くらいのが欲しくなってきた。つまり50mm（75mm）レンズということだ。旧式のマニュアルレンズなら50mmレンズを一本持っているのだけど、ブツ撮りならばともかく、人間を相手にリズム良くバシャバシャと移すにはマニュアルレンズだとピント合わせにイマイチ自信が無い。
例えば逆光にして顔が暗くなるポーズで、その状況でもしっかりと目にピントを合わせるにはどうしても時間が掛かる。一見、ピントが合ってるように見えてもＰＣで拡大してみればピントの甘いものはすぐに分かってしまう。だからこういう時はカメラのピント合わせ能力を信頼してお任せしようと思うのだ。するとやっぱりオートフォーカスに対応したＦＡ50mm辺りが欲しいなあと思ってしまう今日この頃。またレンズ沼？
