月曜に入院した父だけど、それから短期間の間にハナシはドンドンと進展して、その結果の報告は家族や周囲を沈痛な面持ちに包むものだった。ではこれを本人にどう伝えようかというのがここ数日の課題でもあったのだけど、何といっても本人が一番病状を知りたがっているし、嘘をついて本人を騙すのは少なくともボクの本意ではない。それに最近の父はインターネット検索を覚えたので、いくらはぐらかしても薬の名前ですぐに本当の病因を探り当ててしまうだろうとも思われた。
今朝は家族、といってもボクと母の2人だけなのだけど、が主治医の先生と3人でこの件について相談をした。先生の印象でも父の場合は正確な内容を伝えるほうが良いのではないかということだった。
そこで昼前に改めて主治医からの説明ということで、今度は父本人も交えて一切隠し事のない病状説明をしてもらった。
父が自分で思っていた以上に良くない結果だということは、ここ数日で薄々感じていたようで、説明を聞きながら特に取り乱すことも無かったが、少なくとも今は何の痛みも苦しみもない自分が余命どれだけという話を受け入れるのはさぞや辛かったことだろうと思う。