今年の春から毎週金曜日の夜は蔵を改造したワインバーの店の二階でピアノさんとデュオライブを演っていたのだけど、それが今月いっぱいでいったん終了することになった。つまり今夜がそのラストライブということだ。
いつも8時から始めて2ステージ、それぞれ1時間くらいの合計2時間を毎週ライブ演奏で楽しんでいたのだけど、それも今夜が最後となるとちょっと残念だ。
最近は昔ほど生演奏をする場所が確保できていない。というか生演奏の現場の絶対数が減っていると思う。こちらとしては粋な演奏を心がけるが、店の空間や客層にも粋筋を求めたい。でもそんな場所は本当に限られてくるんだよねえ。
粋な空間というのは、粋のなんたるかをよおく理解している支配人あるいはママと、そんな空気を敏感にキャッチできる客筋とで成り立つ。そしてこういう粋な場所には粋なスタンダードジャズが似合うと信じている。
でもそれってある意味で絶滅危惧種の仲間入りかもしれない。