*** テキトー絵日記 ***

2008/12/08

手術の説明を受けた

点滴 with FA50mm

父の手術日が決まって、今日はその説明が執刀医からあるというので、指定された時間に病院へ出かけた。手術といってもそれは病因そのものを治療するものではなくて、次第に困難になってきている症状を無くすためのものであることが悲しい事実なのだけど、それでも少しでも緩和されれば、好きなものを食べてお正月を自宅で過ごせるかもしれない。

ところが指定された時間に行くと、外科の執刀担当医は指定時間の直前に救急で入った患者さんの処置をしていて、ボクたちはそれが終わるまで待つことになった。

待つこと3時間で、やっと手術の詳しい説明を聞き、最後に手術の承諾書や輸血同意書、アルブミン製剤の使用同意書などに署名捺印となったのだけど、外科の医師は内科の医師と比べるとドライな態度という感じがした。これは責めているわけでも無いし、けなしている訳でも無いのだけど、なんというか心理学的な配慮というか、はっきり言って内容の伝え方が下手な気がした。上手くいった場合の術中術後とそうでなかった場合の術中術後を等価値に話すというのは、それは正直な態度なのかもしれないけれど、希望を持って手術を受けようとする患者や家族にはあまり勇気付けになりにくい。

現に説明を聞いた後の母は軽いショック状態だったみたいで、ボクから、あれはあくまで想定しうるリスクを並べたハナシだから、と説明をして納得してもらったのだけど、これは本来は医師の役目ではないのかなあ。もっとも救急患者の処置で3時間も集中した直後なので、とてもそんな余裕は無かったのかもしれませんけどね。まあ、お医者さんて大変な職業だなあと尊敬しておりますですよ。

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